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大スター 西城秀樹

先日、西城秀樹が亡くなった。
随分前になるが、西城が一度目の脳梗塞をやった後、ラジオに出演していて、
脳梗塞の原因について語っていた。

西城は毎日筋トレをしていて、汗をかいた後、水分補給の為に、ビールを飲んでいたそうだ。
所がビールには利尿作用があるから、実際には水分補給になっておらず、
その結果、血がドロドロになって脳梗塞をやってしまったと言っていた。

その後再発し、必死のリハビリで復帰したんだが、
とうとう帰らぬ人になってしまった。

俺にとって西城秀樹はどうでも良い人。
子供の頃に、大層人気があったアイドル歌手程度の存在。
俺の人生に何の影響も及ぼしてしない。
音楽的にも興味が無い。

西城が亡くなってその生きざまを朋友の野口五郎が弔辞で語っている。
弔辞から西城は、歌に対して真っ直ぐに、真剣に向き合っていた様が、
ひしひしと伝わって来た。
西城にとって歌は仕事で、天命でもあったのだろう。

嘗て大人気だった事に奢らず、真剣に仕事と向き合っていて、
またファンを大事に思っていたからこそ、
こういう真摯な姿勢が、過去の人にならず、
最後まで現役の第一線で活躍出来ていたのだろう。


西城は、羽の生えた、いい加減な芸能人の態度では無く、
独りの表現者として、
仕事に対して真っ直ぐに、真剣に向かい合って生きて来た様は、

男として尊敬する。
果たして俺は、西城程真剣に仕事と向き合って居るだろうかと考えてしまった。
そして、西城に負けてはいられないと思った。

俺の人生に、西城秀樹は何ら関わる事はなかった。
しかし、西城秀樹が亡くなって、その生き様を知って、
これまで何ら西城に関わる事が無かった俺に
西城の生き様に、俺の生き様を考えさせられるとは、
無関係な人間までの影響を及ぼすとは、その存在の大きさを改めて知った。
西城は死して尚、全く関わりの無い者に対してまで、その存在を影響させるとは、
正に大スターだったのだ。
西城秀樹の存在は、俺の心に深く刻まれた。
大スター西城秀樹に対して敬意を表し、ご冥福をお祈りする。
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