勝手にぶつぶつ
ここはよのすけのストレス発散の場、
勝手な事を書いています
仕事納め
ウチの会社は例年、
有馬記念と共に、
年内の営業を終了する。
ところがだ、
例年、公式の営業終了日に終わった事が無い。
表向きは年末年始の休業としているが、
今年も今日まで現場は動いていた。
12月の中頃から取り組んでいた現場なんだが、
ある人の紹介で、
農家の敷地にある高さ15m程度の樹を何本か伐倒した。
いずれも障害物があって、
簡単に切れない樹で、
造園屋に見積もりを頼んだら、
桁がひとつ違って、
とてもそんなカネ無いから困っていたそうで、
施主と共通の知り合いを通じて、
俺のところにお鉢が回って来たと言うわけだ。
伐倒した樹はいずれも周囲に障害物があって、
高所作業車も入れない事から、
特殊伐採になるため、
高額の見積もりが出た様だ。
確かに現場を見てみると、
高額の見積もりが出るのも納得する。
中でも最もやっかいなのが巨木のヤナギで、
細い電線の上に複数の枝が張り出していて、
何かの拍子で枝が折れて落下したら、
電線を切断するのは必至。
ヤナギはしなやかな樹で、
しかも折れやすい。
ハシゴを掛ける場所はなく、
折れやすいから、
登って先端の枝を切る事はできない。
高所作業車も入れない。
ヤナギを一度に伐倒すると、
枝が電線を引っ掛ける。
だから一気に伐倒もできない。
どうしたものか。
ウチの会社にある三脚の一番高いのを引っ張り出してきて、
その限界の高さまで登り、
高枝切りバサミでやってみたが全然届かない。
それよりも長い高枝切ノコギリでやってみたら、
枝に届くが、
刃を掛けて切ろうとすると、
枝がいっしょにゆらゆら揺れて切れない。
そこで真打ちを登場させた。
マキタの電動高枝切りチェーンソー。
こいつがギリギリ枝に届く。
ただし、
重さが約8キロある。
手元で8キロなら大して重くは無いが、
不安定な三脚の上で、
バンザイした状態で、
器具が不安定な状態で切らなければならない。
体幹と腕力が無いと使えない。
日頃高枝切りヘッジトリマーを使っている俺なら、
こいつが使える。
しかしそれとて安全では無い。
ギリギリの高さだから、
枝の真下に入らないと届かない。
つまり、
切った数キロから十数キロの枝が、
俺の頭上に落ちてくるのだ。
更に、
電線に接触させてはいけないから、
数度に分けて細かに切らなければならない。
こういう作業は焦ってはいけない。
時間を掛けて、
着実にやらないと失敗する。
まずは電線から30センチ程逃げた箇所で枝を切る。
重い枝が落ちてくるのを知っかり見て避ける。
あとは電線側に5センチずつ、
払いながら刻んでゆく。
電線を越して更に30センチぐらいまで刻んでマージンを取れば安心だ。
そんな方法で、
電線に近い5~6本程の枝を落とした。
問題は上方向に伸びてる太い枝で、
この枝に高枝切りチェーンソーは届かない。
そこで、
件の枝の下の方にロープを掛けて、
そのロープをアンカーを取ったウィンチに繋ぐ。
ウィンチを引いてテンションを掛け、
ロープを取った更に下の方で、
ハシゴを掛けて、
電動ハンドチェーンソーで受け口と追い口を切る。
そして、
ウィンチを引いて、
枝をうまい具合に伐倒した。
もう一本の枝も同様の状態だったから、
同じ手法で上手いこと伐倒した。
残った太い幹は、
相当偏芯していて、
普通に切ると跳ねる危険があるから、
倒す角度を偏芯している角度から若干逃げ、
割け度目に切る少し上をロープでぐるぐる巻にして、
受け口を大きく取って、
おいづる切りで伐倒した。
幸い樹は割ける事も跳ねる事も無く、
無事伐倒できたが、
作業中はヒヤヒヤものだった。
かくして他の樹木も無事伐倒して、
枝葉は粉砕機で粉砕してチップにして、
幹と太い枝は薪になった。
ウチが提示した見積もりは、
造園屋が提示した見積金額の1/4程度だったから、
施主さんは大喜びで、
ウチも大した資本を掛けずに仕事が終了したから、
丸まる利益になって、
年末の良いボーナスになった。
これで年内の外での仕事は終わったが、
事務仕事が全く終わっておらず、
例年通り、
大晦日も仕事をする事は決定事項で、
年明けは5日の朝一で現地打ち合わせがあって、
その翌日は法定研修があって、
正月は郷里に帰らなければならないから、
全く休みが無い状態。
1月は待たせている仕事が列を成していて、
その後もだらだら仕事があるから、
多分休めるのはGW頃になりそうだ。
首都圏郊外の建設・不動産業は、
閑古鳥が鳴いている所が多い中、
忙しくて休みもままならになんてのは幸せな事で、
ありがたい事だ。
諸君におかれては、
良き年を迎えられます様。
あっ、
年末調整、
税理士に出さなきゃだ。
有馬記念と共に、
年内の営業を終了する。
ところがだ、
例年、公式の営業終了日に終わった事が無い。
表向きは年末年始の休業としているが、
今年も今日まで現場は動いていた。
12月の中頃から取り組んでいた現場なんだが、
ある人の紹介で、
農家の敷地にある高さ15m程度の樹を何本か伐倒した。
いずれも障害物があって、
簡単に切れない樹で、
造園屋に見積もりを頼んだら、
桁がひとつ違って、
とてもそんなカネ無いから困っていたそうで、
施主と共通の知り合いを通じて、
俺のところにお鉢が回って来たと言うわけだ。
伐倒した樹はいずれも周囲に障害物があって、
高所作業車も入れない事から、
特殊伐採になるため、
高額の見積もりが出た様だ。
確かに現場を見てみると、
高額の見積もりが出るのも納得する。
中でも最もやっかいなのが巨木のヤナギで、
細い電線の上に複数の枝が張り出していて、
何かの拍子で枝が折れて落下したら、
電線を切断するのは必至。
ヤナギはしなやかな樹で、
しかも折れやすい。
ハシゴを掛ける場所はなく、
折れやすいから、
登って先端の枝を切る事はできない。
高所作業車も入れない。
ヤナギを一度に伐倒すると、
枝が電線を引っ掛ける。
だから一気に伐倒もできない。
どうしたものか。
ウチの会社にある三脚の一番高いのを引っ張り出してきて、
その限界の高さまで登り、
高枝切りバサミでやってみたが全然届かない。
それよりも長い高枝切ノコギリでやってみたら、
枝に届くが、
刃を掛けて切ろうとすると、
枝がいっしょにゆらゆら揺れて切れない。
そこで真打ちを登場させた。
マキタの電動高枝切りチェーンソー。
こいつがギリギリ枝に届く。
ただし、
重さが約8キロある。
手元で8キロなら大して重くは無いが、
不安定な三脚の上で、
バンザイした状態で、
器具が不安定な状態で切らなければならない。
体幹と腕力が無いと使えない。
日頃高枝切りヘッジトリマーを使っている俺なら、
こいつが使える。
しかしそれとて安全では無い。
ギリギリの高さだから、
枝の真下に入らないと届かない。
つまり、
切った数キロから十数キロの枝が、
俺の頭上に落ちてくるのだ。
更に、
電線に接触させてはいけないから、
数度に分けて細かに切らなければならない。
こういう作業は焦ってはいけない。
時間を掛けて、
着実にやらないと失敗する。
まずは電線から30センチ程逃げた箇所で枝を切る。
重い枝が落ちてくるのを知っかり見て避ける。
あとは電線側に5センチずつ、
払いながら刻んでゆく。
電線を越して更に30センチぐらいまで刻んでマージンを取れば安心だ。
そんな方法で、
電線に近い5~6本程の枝を落とした。
問題は上方向に伸びてる太い枝で、
この枝に高枝切りチェーンソーは届かない。
そこで、
件の枝の下の方にロープを掛けて、
そのロープをアンカーを取ったウィンチに繋ぐ。
ウィンチを引いてテンションを掛け、
ロープを取った更に下の方で、
ハシゴを掛けて、
電動ハンドチェーンソーで受け口と追い口を切る。
そして、
ウィンチを引いて、
枝をうまい具合に伐倒した。
もう一本の枝も同様の状態だったから、
同じ手法で上手いこと伐倒した。
残った太い幹は、
相当偏芯していて、
普通に切ると跳ねる危険があるから、
倒す角度を偏芯している角度から若干逃げ、
割け度目に切る少し上をロープでぐるぐる巻にして、
受け口を大きく取って、
おいづる切りで伐倒した。
幸い樹は割ける事も跳ねる事も無く、
無事伐倒できたが、
作業中はヒヤヒヤものだった。
かくして他の樹木も無事伐倒して、
枝葉は粉砕機で粉砕してチップにして、
幹と太い枝は薪になった。
ウチが提示した見積もりは、
造園屋が提示した見積金額の1/4程度だったから、
施主さんは大喜びで、
ウチも大した資本を掛けずに仕事が終了したから、
丸まる利益になって、
年末の良いボーナスになった。
これで年内の外での仕事は終わったが、
事務仕事が全く終わっておらず、
例年通り、
大晦日も仕事をする事は決定事項で、
年明けは5日の朝一で現地打ち合わせがあって、
その翌日は法定研修があって、
正月は郷里に帰らなければならないから、
全く休みが無い状態。
1月は待たせている仕事が列を成していて、
その後もだらだら仕事があるから、
多分休めるのはGW頃になりそうだ。
首都圏郊外の建設・不動産業は、
閑古鳥が鳴いている所が多い中、
忙しくて休みもままならになんてのは幸せな事で、
ありがたい事だ。
諸君におかれては、
良き年を迎えられます様。
あっ、
年末調整、
税理士に出さなきゃだ。
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