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某ビルダー 経営難?

知り合いの営業マンから聞いた話。

某大手ビルダーの経営状態があやしいと言うのだ。
と言うのは、契約から決済までの期間をやたら早くしてくれと言うのだそうだ。

その客は買い替え客で、住宅ローンを使わない客なんだが、
契約から決済までの期間を、3週間として欲しいと言われたそうだ。
住宅ローンを使わないと言っても、自宅の売却手続きやら、引っ越しの段取りがある。
それを考慮したら、3週間と言う期間は余りに短すぎる。

営業マンが売主某ビルダーの担当にその旨を伝えたら、某ビルダー営業マンは
「上からの指令なので........。」
と言われたそうだ。
つまり、
資金回収を急いでいる=資金難
と言う事だ。

また、その某大手ビルダーはここ最近、自社グループ物件を販売する会社を立ち上げている。
これは少しでも早く物件を売却する目的もあるが、
グループから外に出る経費を、少しでも抑えたいと言う意味合いがある。

さらに、既存の子会社ビルダーの使えない社員を販売会社に出向させている。
これも経費節減の意味と、人員整理を示している。

少子高齢化の影響で、建売の一次取得者が減り、建売が以前の様に売れない。
だけど肥大した企業体制を維持して行くには、一定以上の物件を動かさなければならない。
それには、一定の経費が掛かる。経費が経営を圧迫していると見る事ができる。

その為、自社物件販売会社を立ち上げて、仲介業者に支払う仲介手数料を抑える。
さらに自社グループの会社から社員を出向させれば、グループ全体の人員を増やさず、
新会社を立ち上げる事ができる。

販売会社の営業マンが置かれる環境は厳しい。
成績が芳しく無ければ叱責されて居ずらくなり退社してい行く。
人員整理に販売会社は打ってつけなのだ。

この某大手ビルダーグループは、ここ数年人事の動きが激しい。
俺の知り合いで、長年勤めた人も相当数辞めている。
明らかに人員整理を行っている。
実際某大手ビルダーの物件は以前ほど売れていないし、
売れないから値引きも激しい。
当然利益率は下がる。

経営難とは言わないが、体制のスリム化を図っているのは明らかだ。
これから更にその動きは活発化するだろう。
社員数も多いから、これから冷や飯を食わなければならぬ奴が増えるのだろう。
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