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バックマージン騒動

今ある大手建売会社で騒動が起きている。
事の発端は、その大手建売会社から仕事を受注していた土建会社に税務調査が入った事だ。

その大手建売会社は、建売用地を仕入れると、担当が仕切って商品化する。
だからどこの業者に造成工事を発注するは担当者の采配による。

担当者は、バックマージンをくれる業者に発注する。
その業者に税務調査が入り、バックマージンの支払先について、大手建売業者にも調査が入り、
担当がバックマージンを受け取っていた事が本社にバレてしまったのだ。

バックマージンをもらっていたのは、ひとりやふたりでは無く、
その額もサラリーマンの年収を軽く二倍を超える額を貰っていた担当もいたそうだ。

おしりもその建売会社はホールディン化されたばかりで、
業務を整理しようとしてた所だから、
バックマージンを貰っていた担当は、粛清の対象になるだろうと騒然としているようだ。

もともとその会社は管理が甘く、バックマージンを受け取る事が担当の間では、なから慣例化していた。
店長以下みんなそれをやっていたぐらいだから、社風と言っても良い。

そんな事が先日発覚し、こちらにもマージンを貰っていた担当から随時情報が入ってきていた。
周囲の状況の情報収集をしたかったみたいだ。
昨日その本人と昼飯を食いながら話をしたんだが、本人は腹をくくっていた様子だった。

バックマージンを貰っていた奴はベテランに多く、その累積額は軽く一千万円を超える。
それが複数いるのだから、会社は見逃すわけがない。
40歳を過ぎて再就職先を探すのは容易では無い。
折しも消費税増税で、不動産業界は低迷している。そう簡単に受け入れるだけの余力が無い。

もちろんバックマージンの所得を確定申告して納税している訳でも無く、
追徴もされるだろうから、納税だけでも大変だ。悪さをしていた奴らは戦々恐々だ。

さてこの先どうなる事やら、高みの見物とさせて頂く。




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