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非情なハウスビルダー

今日ある不動産業者の人と色々な話をした。
この人は、ハウスメーカーやハウスビルダーに入り込んでいる人で、
それらの業界の裏事情に詳しい人だ。

アベノミクスやら消費税増税やらで、さぞや家を建てる人は多かろうと思うわれるんだが、
予算やら住宅ローンやらで、集客の割には成約数は少ないのだそうだ。

住宅展示場に行くと、様々なハウスメーカーや、ハウスビルダーが建ちならんでいて、
それぞれの会社の特徴がある。

その中でも、ここ10年ぐらいで業績を伸ばしてきた某ハウスビルダー。
ここの経営方針が凄まじい。

昔から不動産や建築営業は歩合給で、仕事が出来なければ簡単にクビになる業界だ。
最近では、そういうやり方は大分是正されたのだけれど、今でも昔のやり方は根強く残っている。

厳しい所は、3ヶ月間契約が取れないとクビになってしまう。
だから営業マンがグルグル変わる。
今でもそんな所がある。

某ハウスビルダーも同じ様な物で、
店で売上が芳しくないと、その店の店長以下、営業マンは全員解雇で、
全部人員を入れ替えられてしまうのだそうだ。

一般的には左遷になったり、配置転換になったりするもんだが、
このハウスビルダーの場合、連帯責任で全員クビになってしまうという、
労働基準監督署は黙っていて良いのか!と言う様な経営方針。

このハウスビルダー、TVCMなんかも入れている所だ。

日銀が、景気は回復していると発表したが、末端経済はまだまだ悪いままだ。
郊外の建築屋も、特段良くなったと言う話は聞かない。
街場の工務店は、破綻する所が相変わらず多い。

もう少し景気が良くなってくれれば、店長もろとも全員解雇!なんて事は無くなるのだろうけど。
こういう所で家を建てるお客が、一番かわいそうだ。



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