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小沢一郎

小沢一郎。政界の壊し屋の異名を持つ男。

自民党に居た時には、将来総理になる人物の一人と目された。
しかし自民党を飛び出し、新党を作っては壊し、
今は政党名も直ぐに出てこない程の弱小正当の党首に収まっている。

一時は最大野党、民主党の党首に収まったが、内部抗争で引きずり降ろされ、
その後疑惑まで掛けられ、裁判で無罪判決を勝ち取るも政治的には抹殺された。

小沢一郎には敵が多すぎた。敵は内外に居た。最後には内部からやられた。
それだけ影響力が大きい人物だったのだろう。豪腕と言われただけの事はある。

実は俺の知り合いに、小沢一郎の政党に属する議員の秘書をやっている者が居る。
先代が小沢と親しい関係の議員で、浪人時代世話になった事もあって、
義理堅く小沢に付いている。
弱小政党になってしまった今、前回の選挙では、かろうじて比例で引っかかって当選したから良かったが、
次は無いかも知れない。

今民主党では、海江田代表を下ろすの降ろさないの揉めているらしい。
野党を纏めるには小沢一郎しか居ないと言う声もあるが、
年齢的にも、小沢に対するアレルギーがあったりで、それは難しいだろう。

俺も小沢一郎は推さない。
俺の関心のあるのは経済で、民主党時代に執った小沢の経済政策は丸でダメだった。
小沢は経済を分かっていないと言う事が良くわかった。
小沢の経済政策は、自民党の資金源を断つ経済政策で、日本経済をデフレに陥れた。
国民の事など二の次だと言う事が垣間見えた。
どんなにキレイ事を言っても、そこは政治屋だ。

小沢は選挙に強かった。
しかし前回の選挙では、争点を誤り惨敗した。
その辺りの政治的な視野も衰えてしまった様だ。

齢70を過ぎ、その影響力は日に日に弱まっている。
小沢が政界を引退したり、何かあったら生活の党は終わりだろう。
あれ程政界を暴れ回った男も、時代の流れと年齢には勝てない。
世の中は小沢一郎を必要としていない。
今政治を担っているのは、そのひとつ下の世代だ。
小沢一郎はこのまま政界から消えてゆくのだろう。

もう過去の人になりつつある。



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