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獅子身中の虫を炙り出す米政府

この度米政府は、
日本の政治に蔓延る親中派を洗い出し、
その動向を報告書にまとめた。

日本ビジネスプレスによると、
米国の有力機関が、
日本のいわゆる親中派についての報告書を作成した事が明らかになった。

7月下旬に公表された報告書は、
安倍内閣の対中姿勢に大きな影響を与えて来た人物として、
首相補佐官の今井尚哉氏の名前を明記していた。

更に安倍内閣の対中政策を親中の方向に向かわせる存在として、
二階俊博自民党幹事長や公明党を挙げた。

この報告書は米政府の支援を受けて作成された。
こうした報告書が作成された背景には、
トランプ政権が執る対中国政策に、
日本との対中共同歩調を期待するためだとみられる。

ワシントンの有力シンクタンク
「戦略国際問題研究所」は、
「日本における中国の影響力」
と題する調査報告書を公表した。
これは、
日本の対中政策がどの様に形成されているのかをテーマに、
中国の統一戦線工作部などの諸機関が、
日本に対してどの様に影響力を行使して、
どの様な結果を得ているのかなどについて調査している。

報告書は国務省の
「グローバル関与センター」の支援を受けて作成されている。
このセンターはトランプ政権が新設した機関で、
中国の対外的な影響力工作や、
政治宣伝への対応を任務としている。

戦略国際問題研究所研究員やニューヨーク大学教授を歴任した
国際政治学者のデビン・スチュワート氏が中心となり、
日本、米国、中国などの専門家約40人への面接調査や、
広範な情報・資料を基に約2年かけて作成された。

この報告書の中の
「中国の日本でのシャープパワー・汚職」
の章で、
統合型リゾート(IR)開発事業をめぐる汚職事件で、
収賄罪で起訴された秋元司衆議院議員の
中国側との関係などについて書かれている。

それには、
秋元議員に賄賂を渡したとされる中国企業「500ドットコム」は、
中国政府が支援する
「清華ユニグループ」「清華ホールディングス」「清華大学」と
深いつながりがあった事を強調し、
この汚職事件の背後に、
中国政府の影が広がっていた事を示唆している。
ちなみに清華大学は習近平の出身校でもある。

この報告書内には、
秋元議員が二階派だった事を指摘し、
自民党の二階俊博幹事長の名から「二階派」と呼ばれる会派で、
自民党のこの会派は親中派であり、
同派閥は「二階・今井派」と呼ばれる事もあると書かれている。

首相補佐官で経済産業省出身の今井尚哉氏は、
中国や中国のインフラプロジェクトに対する姿勢を
より親中的にする様に安倍首相を説得して来た。
今井補佐官は対親中政策に関して、
二階氏と同等の影響力を有していると書かれている。

同報告書は、
今井氏の安倍首相への説得についても、
既に説得したと言う意味の完了系の英語を使って書かれている。

米国の学術機関が、
他国政府の対外政策を調査する上で、
政治指導者や閣僚では無く、
本来裏方である補佐官の個人名を挙げて、
影響力を指摘する事は珍しい。
米国はそれ程、
今井氏の役割に強い関心を持っていると言う事だ。

更に同報告書では、
今井氏の役割への指摘に続いて、
二階氏についても、
自民党内の親中派の領袖である事が書かれていて、
二階氏は中国のパンダを自分の選挙区の和歌山の動物園に、
5頭も持ってきた実績があり、
2019年4月には、
安倍首相の特使役として習近平主席と会談し、
米国の意見に関わりなく、
日本が中国の
「一帯一路」に協力する事を主張してきた。
また二階氏は、
習近平を国賓として日本に招く事を主唱してきた。
同時に永年に渡り、
日本の中国に対する巨額の政府開発援助の供与を求めて来た。

同報告書は客観的に筆到を通しながらも、
一帯一路への協力を主張する二階氏について、
あえて「米国の意見に関わりなく」と記すなど、
一帯一路に反対する米国の意向を無視する二階氏への
批判をにじませている。

また
「中国への自然な同調者たち」
という章では、
創価学会と公明党が一貫して
親中路線を歩んできた事についても書かれている。

創価学会が親中路線を取る理由に関して、
創価学会・公明党の日本の防衛や日米同盟の強化に反対する
「消極的平和主義」の路線が、
中国の期待に一致する事を挙げている。

さらに同報告書には、
鳩山由紀夫元首相の媚中的な一連の行動についても
多数の実例を挙げている。

鳩山氏が首相だった2009年12月、
習近平が国家副主席として訪日した際に、
小沢一郎氏などの圧力によって、
鳩山政権が日本の皇室に関する慣行を破り、
習近平と天皇陛下との面会をアレンジした事が書かれている。

ただし、
鳩山氏のこうした中国への過剰な媚びへつらいは、
日本国民の多数からは奇矯とみなされ、
鳩山氏が「宇宙人」と呼ばれている事も明記されている。


米国は本気で中国を潰す気でいると同時に、
同盟国の日本に蔓延る獅子身中の虫共についても、
しっかり把握している。

この先、アメリカの対中国政策が進むと同時に、
日本の獅子身中の虫共の処遇がどうなるか注目したい所だ。
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