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日本の司法は厳格過ぎる

元日産の社長ゴーンが特別背任罪を犯し、
違法に日本からレバノンに逃げた。
そして記者会見で日本の司法は非人道的だと非難した。
ゴーンは
「日本では、
逮捕されたらほぼ有罪になる非人道的で遅れた司法だ。」
と批判した。
ゴーンばかりでなく、
フランスの元法務大臣も同様に批判した。

日本の警察や検察庁に逮捕されたら有罪になるのではなく、
有罪になりうる被疑者しか、
警察や検察は逮捕しないのだ。
これは俺は経験しているから良く分かる。

言っておくが、
俺が犯罪を犯した訳ではないw。
俺が被害者の立場だ。

状況証拠では明らかに犯罪であるのに、
裁判になった時、
有罪になるだけの証拠がなければ、
被疑者を呼んで事情を聴く事すらしない。
これは俺が実際に体験した事であり、
相談した刑事もその様な事を言っていた。

日本の警察は処理する案件は多く、
その犯罪者を起訴するには手間と時間が掛かる。
だから軽微であっても、
確実に有罪判決が出る被疑者は逮捕するが、
大きな犯罪で、
状況証拠が揃っていても、
裁判で有罪になりうる証拠が揃っていないと、
警察や検察は動かないのだ。
業務の効率化だ。

もうひとつの理由は、
日本の役人の体質だ。
日本では、
役人が失敗すると非難され処分され、
その後の出世に関わる。
だから無理な事はしないし、
前例の無い事はしない。
だから、
警察や検察は、
確実に起訴出来て有罪になりうる被疑者しか逮捕しないのだ。
彼らには事実上のノルマがあるから、
小さな事件で確実に立件して有罪にできる被疑者は積極的に逮捕する。
しかし大きな事件で状況証拠では明らかに犯罪を犯していても、
起訴して有罪にできない被疑者には手を出さない。

ゴーンは警察や検察が捜査した結果、
確実に有罪にできる証拠を揃えていたのだろう。
だから逮捕されて起訴・拘留されていた。
警察や検察は、
決してその権力を振り回しているのではない。
むしろかなり慎重に行動していると言って良い。

俺から言わせればその慎重さが、
逆に日本では犯罪者をのさばらせている。

ゴーンが主張している事は、
自分を正当化しようとしているだけで、
会社のカネを自分勝手に横領したタダの横領犯だ。
こんな屁理屈を並べる奴は日本人の気質は許さない。

これを機に、
日本の司法の在り方と、
日本人のメンタルを世界に知らしめるべきだ。
そして日本の司法は、
犯罪者に対してもっと厳しくするべきだ。
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