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手付金詐欺

都内の方で、不動産詐欺があった様だな。

報道を見ても詳しい事は分からないんだが、
所有者本人に成りすまして、手付金をだまし取ったみたいだ。
さすがに登記までは触れなかった様だな。

報道によると、犯人たちは印鑑証明と、住民基本台帳カードを偽造した様で、
これを利用して所有者本人であると買主を騙して、売契を結んだみたいだ。
で、手付金をだまし取ったと。

買主は決済日になっても、物件の引き渡しも登記もされず、
どうなってんだとやっていたに違いない。
詐欺グループは、理由を付けて引渡しを伸ばし、その内逃げちゃったんじゃないか?

だから事件発生から逮捕まで時間が掛かっているのだろう。

報道では地面師などと報道しているが、こんなモノ地面師じゃない。
昔の地面師は、所有権移転登記までしちゃっていたからな。
まぁ昔は、謄本原本を直接触れる環境があったからできたが、
今は電子記録になったから、登記まではやるのは、
相当精巧な証明書類を作らなければできないだろう。

最近は登録カードもフォノグラムが入って居たり、
証明書にも透かしやフォノグラムが印刷されているから、
さすがにこれを偽造するのは、相当にコストが掛かるし、
技術的にも難しいから、登記まではできなかったんじゃないか?

だから手付金を騙し取ってドロンなのだろう。


だけどまぁ、良く騙す気になるよな。
俺らプロは、逆に不動産や登記に精通しているから、
直ぐにバレると分かるから、絶対にやらないと思うが、
この詐欺連中は、中途半端な奴か、最初からヒットエンドランを狙ったものなのだろう。

でも直ぐにバレてお縄になるのにな。
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