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ガス配管は思わぬ所にある

福島県郡山市で、
飲食店の改装工事中にガス爆発が起こり、
当該店舗は元より、
周辺の建物にも甚大な損害を与えた。
内装工事を請け負っていた人が死亡し、
けが人が複数出た。
ご冥福とお見舞いを申し上げる。

件の店舗は内装工事中だったとの事で、
キッチンは手を付けていなかったが、
電気屋がコンセントを追加で付けていたとの事。

以前、
あるマンションの改装工事を請け負った事がある。
和室を畳からフローリングに変える工事だ。

畳を剥がして下地のべニアの上にもう一枚べニアを張って、
その上に床材を張る工事だ。
それ程難しい工事では無い。
だから現場は知り合いの大工に任せた。

頼んだ大工は、
マンションのリノベーションや店舗改装を得意としている大工なので、
改装工事を頼んだんだが、
やっぱり頼んで良かった。

というのは、
和室の床下に、
ガス配管が通っていたのだ。

マンションの改装工事に長けている大工だったから、
ガス配管の位置を確認した所、
和室の床下を通っていた事が分かったのだ。

もしも戸建てばかりやっている大工だったら、
ガス配管を気にする事無く工事をやったら、
知らないでガス管を釘で打ち抜いていたかも知れない。
俺は胸をなでおろした。

郡山の爆発事故なんだが、
もしかしたら、
解体工事の時に解体屋が、
ガス配管を傷つけていたかも知れない。

解体屋なんてのは適当な物で、
アルバイトなんかは構わず壊すから、
配管や配線をぶった切るなんてのは時々ある。

完全にぶった切ったなら直ぐに分かるが、
僅かに傷を付けた程度では分からない。
特にガス配管は。

ガス爆発事故の原因は、
調べが進まないと分からないが、
もしかしたら、
前日に解体屋がガス管を傷つけてガス漏れが発生し、
一晩経ってガスが屋内に充満した所で、
何かの火が引火して爆発した可能性がある。
例えば電気スイッチのスパークとか。

いずれにせよ、
改装工事中にガス漏れしたのは間違えの無い所で、
誰がやったかが、
これからの捜査で判明する事になる。

ガス管は水回りだけにあるとは限らない。
今頃、
工事に携わっていた職人たちは、
戦々恐々としているかも知れない。
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