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アメリカ軍事介入か?

アメリカがシリアの内戦に軍事介入しようとしている。

アメリカはシリア政府が化学兵器を使用した事による、人道的立場から介入しようとするもの。
しかし国連の安保理事会では、シリア政府よりのロシアと中国が反対している。
また当初アメリカと共に介入するとしていたイギリスが、国民の同意が得られないとして、
介入を止めたと発表があった。

シリア政府が化学兵器を使ったと言う報道は一元的で信用が出来ない。
アメリカはそのぐらいの事は簡単にやる国だから。

イラク戦争は、イラクに大量化学兵器があるとして進行したが、結局なかった。
そのイラク戦争の発端となった911は、ツインタワービルの崩壊速度の速さや
何ら損害を受けていない第七ビルが突如崩壊した事について、なんら説明が無い。

今回もシリア政府が化学兵器を使用したとして報道し、
それを大義名分に軍事介入しようとしているのではないかと思えて仕方ない。

アメリカは1980年代にモノづくりを止めてしまい、国の機関産業を金融と軍需にしてしまった。
金融ではサブプライム問題を切っ掛けにリーマン・ショックを引き起こして、
世界を巻き込んだ不況に陥れた。

アメリカはサブプライム問題が発生した頃からデフレに陥る事を防ぐために量的緩和を行っていた。
その結果、やっと景気回復の兆しが見えてきたが、イマイチ勢いが足りない。
それは稼ぐ力のある製造業がアメリカ国内には無いからだ。

そこで基幹産業である軍需が動く事は、アメリカ経済にとってプラスになる。
アメリカが軍事介入すれば、シリアでは罪もない人々が多数死傷するだろう。
しかしそれは正義の為に行った事として片付けられ、
軍事産業には利益がもたらされると言う訳だ。

またこれを受けて原油価格が急騰している。
これによって利益を得ている者が居るのも事実だ。

アメリカは人道的立場と言うクセに、金儲けの為なら人命など何とも思って居ない国だ。

シリア政府は、アメリカの軍事介入の背景には、イスラエルが居るとしている。
もしシリア政府がイスラエルに報復攻撃を行った場合、第四次中東戦争になりかねない。

シリアが不安定な事も問題だが、アメリカの軍事介入は、もっとやっかいな問題になりそうだ。



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