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離岸流に乗れ!

先日、
由比ヶ浜で高校生が水死した。
どうやら離岸流に流されたっぽい。

俺は幼少の頃から水泳をやっていて、
全国ランキングにも入った事もある。
しかし本人は水泳は好きでは無く、
もっと他にやりたい事があったが、
幼い頃からの流れで仕方なくやっていたに過ぎない。

とは言うものの、
泳ぎに関しては素人とは全く次元が違う。
何メーター泳げるかなんてのは愚の骨頂で、
力尽きるまで泳ぎ続ける事ができる。
浮かんでいるだけなら、
命がある限り浮かび続ける事ができる。

そんな状態だからガキの頃、
水泳部仲間と遊泳禁止の浜で、
サーファーにまじってボディサーフィンをやっていた。

ボディーサーフィンと言うぐらいで、
板などは使わない。
自分の体一つで、
波に乗って泳ぐわけだ。
当然波待ちの時も立ち泳ぎを続けて、
良い波が来るまで沖で待ち続ける。

良い波が来たら、
波の頂点に併せて泳ぎ、
波がドロップし始めたら、
波の坂を利用して全力で泳ぐのだ。
上手く乗れると何もしなくても、
自分の体がサーフボードになって、
一気に浜に向けて滑り出す。
これが面白くて、
一日中遊んでいた。

かったるいのは沖に出る事で、
何とか楽に沖に出たい。
そんな時に利用するのが離岸流なのだ。

俺たちは離岸流を見つけて、
離岸流を利用して沖に出る。
離岸流を利用すると、
あっという間に100~200mぐらい沖に出られる。
そこで良い波が来るのを待って、
波に乗りながら浜まで戻ってくる訳だ。

離岸流から逃れるには、
横に泳いで離岸流から離脱すれば良い。

波に乗る時は、
基本クロールでダッシュを掛けて乗るんだが、
ふざけてバタフライとがバックで乗ってみたり、
ブレストでは絶対に乗れなくて、
波に揉まれながら大笑いした事もあった。
結局クロールで無いと乗れない事は、
俺たちの共通認識になったww。

一般人は離岸流に絶対に乗ってはいけない。
離岸流は押し寄せる波と波の間で発生するから、
波の様子を良く見ている分かる。
離岸流の所だけ泡が早く沖に流れてゆくからすぐ分かる。
もしも離岸流に乗ってしまったら、
慌てず横方向に泳いで離岸流から離脱すべし。

沖で波待ちをしていると潮に流されるから、
丘に目標を定めて、
自分の位置を常に把握しておかないと、
南の島まで流されてしまう事になる。

危険なのはテトラポットで、
テトラの近くでは絶対に泳いではいけない。
それは、
テトラに吸い込まれたら、
いくら泳ぎができる奴でも助からないからだ。
テトラには絶対に近づくな。

人間なんてちっぽけなもので、
自然を舐めると手痛いしっぺ返しを食らう。
海で遊ぶ時は、
安全な場所で遊ぶがよろし。
それと、
親は子から絶対に目を離すな。
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