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虎の威を借る狐の末路

俺の元同僚で、
今は不動産ブローカーに成り下がった奴がいる。

こいつは見栄っ張りで、
自分の立場を顧みず他人を卑下する。
そして虎の威をかる。
自分に自信が無いんだな。
何かトラブルが発生すると、
真っ先に姿をくらます。
責任を取ろうとしない。

そんな奴だから次第に信用を失う。
そいつは取り付く親分をコロコロ変える。
この間まである親分にべったりしていたかと思ったら、
今度は違う親分にべったりくっついている。
親分連中はヤツの事を良く知っているから、
肝心な情報は渡さない。
クズみたいな物件か雑用ばかりで、
そいつの事を軽く見ている。

その結果、
仕事がめっきり少なくなって、
経済的に行き詰まったと風のうわさで聞いた。

不動産屋と建設屋は信用が一番。
いい加減な業者は生き残れない。

信用があれば、
困っていたら仲間が手を差し伸べる。
だけど、
虎の威を借りまくって、
自分の立場も顧みず他人を卑下していた奴など、
誰も手を差し伸べない。

そいつは俺に対しても恩を忘れて偉そうな態度を取ったから、
俺は取引をきっぱり切った。
そしたらあちこちで俺の事を悪く言いふらしていたそうだ。
そういう話は直ぐに耳に入る。

周りの業界人はどっちが悪いか分かっているから、
俺の悪口を言えば言うほど奴は信用を失ってゆく。
そんなことばかりやっているから、
地域の不動産屋はヤツのことを信用していない。
物件をもってきてもマトモに取り合わない。
奴が持ってくる物件はオバケか、
到底無理難題な案件ばかりだからだ。

親分たちもそいつのキャラクターを知っているから、
モノにならない様な案件ばかり渡す。
奴は情報ソースが他に無いから、
そういう物件ばかりをブリ撒く。

ヤツの正体を知らない不動産屋は、
そんな物件に乗せられるが、
そんな物は直ぐに正体がバレる。
そして奴はまた信用を失う。

そんなんだから、
地域の業界で飯が食えなくなるのは当たり前だ。

だけど本人はそういう気質だから、
改めようともしない。
少子高齢化、長引く経済の低迷で、
そんな奴の所にはマトモな物件情報は回らず、
食い詰める事になった様だ。

俺はそいつが元同僚という事もあって、
これまで何度か手を差し伸べた事があったが、
そんな事は直ぐに忘れて、
虎の威を借りて偉そうな態度を取ったから、
そいつとは公私共に金輪際縁を切った。
俺の人生の中には居なくても良い人物だからだ。

奴はもう年齢的にやり直しが効かない。
おそらく自己破産するだろう。
カネも家も家族も失って、
経済は低迷しているし、
仕事をする基盤を自ら破壊しているから
喰ってゆく道が無い。

情けを掛けてやっても、
直ぐに裏切るのは目に見えている。
仏の四度目の顔は無い。

因果応報だな。
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