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納豆の発見

前回の続き、納豆の話。

ウチには電子ジャーが無い。
飯を炊くのはもっぱら圧力鍋だ。
圧力鍋が壊れた時は飯盒で炊いたww。

先日祝い事があって赤飯を炊いた。
炊いた赤飯は分けたんだが、
鍋に若干赤飯が残った。
残った赤飯をタッパーに移して冷蔵庫に入れとかねばと思ったんだが、
何か用事があって忘れてしまった。

翌日の夕方、
鍋に赤飯が残っている事を思い出し、
それを食おうと器によそった。
特段変な匂いは無いどころか、
赤飯の良い匂いがした。

箸で救って持ち上げると、
糸を引いたのが視界に入った。
「えっ?」
と思って良く観察すると、
小豆が発酵して納豆化していたww。

梅雨時期で湿度が高く、
気温も室内で25度以上だったから、
小豆が発酵するのに丁度良かったのだろう。
もちろん納豆飯化した赤飯は廃棄したが、
多分食っても問題は無かっただろう。
と同時に、
納豆というのは、
同様な切っ掛けで発見されたのだろうと思った。

茹でた豆を置き忘れたか保存していた所発酵し、
それを知ってか知らずかで食った所美味かったのだろう。
もちろん体に何の異変も無く、
むしろ体には良い事が経験から判明したのだろう。

納豆は、
ついうっかりから出来た食品なのだと
身を持って納得した。

俺がガキの頃の納豆は、
臭くて独特の風味があって、
好き嫌いが分かれたのだが、
その後改良が進められ、
臭みが抜かれ随分美味くなって、
今では関西人も納豆を好んで食う人が増えた。

発酵すれば食品だが、
腐敗したら食中毒の原因になる。
残り物は速やかに冷蔵庫で保管すべきだ。
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