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外水栓爆発騒動

今年の関東地方は厳しい冷え込みに度々襲われている。
雪国の人たちからすれば生ぬるいのだろうけど、
南関東は雪とか寒さにめっきり弱い。
そもそも設備が寒冷地仕様になっていない。

気温がマイナス4度を下回ると水道が凍ると言われている。
御多分に漏れず、
ウチの会社が入っている共同住宅の建物の外水栓が、
あちこち破裂して大騒ぎww。

ウチの会社が入っている建物は古くて、
外水栓の管が塩ビじゃ無くて鋼管。
鋼管は古くなるとエルボなどの継ぎ目がボロボロに錆びて、
その部分が凍結すると、
氷が膨張して水道管が破裂する。

今年の関東地方は冷え込みが厳しくて、
郊外の田舎の気温は軽くマイナス5度を下回る。
そりゃ水道管が破裂する訳だ。

水道管が凍結して破裂するのは、
ウチの所だけでは無くて、
あちこちで破裂しているから水道屋は大忙し。

管理組合から依頼されて、
ウチの破裂した水道管も直してもらおうと思って、
知り合いの水道屋に電話したら、
「忙しいから自分でやってくれ!そのぐらいできるでしょ!」
と言われてしまった......。
寒いからヤダ。

ヤダと言っても水道管は直らないから、
ウチの建設部のオヤジに言ったら、
「他の仕事で忙しいからできない。」
と断られてしまって、
こんだ不動産部のオヤジに言ったら、
「水道工事なんてやって事が無いからできない!」
と、
これまた断られてしまって、
諦めて俺が直す事にした。

何で俺がやりたがらないかと言うと、
寒いのもあるんだがエライ大変なのだ。
ちょちょいのちょいで直る様な物では無いのだ。

何せ古いから、
鋼管から塩ビ管に交換しなければならない。
それには今ある鋼管の外水栓の設備を解体撤去しなければならない。
コンクリート打ちされた流しをハンマドリルで割って、
更に穴を掘って、
取り出し管を出さなければならない。
コンクリート打ちされた流しの厚さは約20センチぐらいある。
ちょっとやそっとじゃ割れない。

5キロのハンマドリルでは役に立たず、
17キロのハンマドリルで一時間以上かけて流しを解体。
その後、立水栓を撤去したら、
取り出しの管を適当な所でカットして、
鋼管から塩ビに変換するジョイントを接続する。

口で言うのは簡単だが、
壊して、穴掘って、状況がどうなっているか確認して、
必要なパーツ揃えて施工するんだが、
一個、一個状況が違うからエライ大変。

それが5か所あって、
中には開けてみたら、
「なんじゃこりゃ!」
という状況の物もあって、
直すのに二日掛かる箇所も有る。

今日なんざ台風みたいな強風が吹きまくり、
立水栓が押されて斜めになっちゃうから施工できなかったり、
買ったはずのパーツが無かったり、
凍結防止水栓の納品が間に合わなかったり、
そりゃもう、
面倒くさいったりゃありゃしない。
ってか、
俺は本来不動産屋だぞ!水道屋じゃねぇ!

まぁそんなこんなで3か所は何とかした。
凍結防止水栓も夜になったら届いた。
明日交換だ。
のこりは二か所。
何だが先が思いやられるというか、
何で俺がこんな事しなきゃならんのか、
しかし、
いつもお世話になっている管理組合様の依頼だから
無下にも出来ず、
明日も朝から俺は、
漏水補修工事に勤しまなければならない。
また休みが無くなった。
今年も正月明けてから定休日は休んでいない。

おかげで腰が痛い。

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