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司法書士も四苦八苦

ウチの会社は、
吹けば飛ぶような零細不動産・建設会社だ。
数人でひっそりやっている。
細く、長く、
世間の平均よりちょっと良いぐらいでいいやと言うスタンスだ。
だから派手な事はしない。

経費があまり掛かっていないから、
損益分岐点がびっくりする程低い。
その代わり、年がら年中安定した貧乏だww。

中華コロナが経済に影響を与えて丸一年。
首都圏郊外の不動産屋は、
客が減少して売上が激減している。
当然利益も減っている。
だけど、
人件費を始めランニングコストは一定額必要だ。
借り入れがあれば利息の返済もあるし、
物件を持っていたら税金も掛かる。
経営的には厳しくなっている。

その点ウチの会社は、
世の中の景気が良くても悪くてもあまり売上が上下しない。
必要な分だけ儲かれば良いし、
経費が掛からないから利益率が高い。
だからそんなにあくせく仕事しなくても大丈夫なはずなんだが、
何故かやる事が次から次へと出てきて忙しいww。

実に長くなったが、
ここまでは前書きだ。

今日、
この度取引をする登記を、
いつも頼んでいる司法書士に依頼しに行った。
ウチが頼んでいる先生は大ベテランで、
色んな事を教えてくれるし、
1言えば10分かってくれるから話が早い。
しかも、
土地家屋調査士でもある。

せこい営業マンは、
登記を司法書士に依頼する代わりに、
おこずかいをもらったりしている。
俺は経営者だし、
そんなセコい事はしない。
そんな事よりも、
いろいろなノウハウを教えてもらったり、
難しかったり、面倒くさい登記を引き受けてもらうほうが、
ウチに取っては利益になる。

閑話休題

で、登記を頼みに行ったんだが、
この司法書士、
農協などとも事業提携していて、
安定して仕事がいつも来ていたんだが、
中華コロナの影響で、
不動産市場が動かない為に、
登記の仕事も少なくなってしまって、
以前は見習いの助手とか事務員さんなんが数名いたんだが、
それがほとんど居なくなってしまっていた。

話を聞けば、
やはり仕事が減ってしまったそうで、
こんなにひどいのはリーマンショックの時よりも悪いそうだ。
司法書士の仕事の殆どは不動産登記で、
不動産屋がダメなんだから当然司法書士も影響がある。

リーマンショックの後に、
食えない司法書士が出たが、
今はベテランでさえ四苦八苦する状況の様だ。

いつもお世話になっている司法書士だから、
何とかしてあげたい所なんだが、
市場が動かないからどうにもならない。
まぁ大丈夫だろうが、
何とか耐えしのいで頂きたいと願うばかりだ。
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