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信用を失った

他社が持つ、ある売却物件を仲介業者に託した。
その際、その物件は瑕疵があって、それが理由で断られているから、
その事は最初に買主に伝える様に、ダメなら早く連絡をくれと言伝た。

その仲介業者は、買主はその瑕疵を問題にしていないから大丈夫です。
というから任せた。
取りまとめは直ぐに提出したものの、いつまで経っても稟議が下りて来ない。
俺は多分瑕疵の事が問題になっていると思い、仲介業者に進捗状況と共に、
再度瑕疵の事について念をおした。

仲介業者は、「瑕疵の事については問題になっていない。造成の見積がでれば契約すると言っている。」というから、半信半疑ながらその言葉に期待した。

所がそれから数日たっても何も言って来ない。
それから一週間後、案の条、瑕疵が問題で跳ねられたというのだ。
だから言わんこっちちゃない。
しかし仲介業者が言うには、「再稟議を掛けて、何とか契約させる様にすると担当者が言っている。」というから再度物件を預けた。
結局、「瑕疵がある事は、金額の問題では無い。」と稟議が否決されてしまった。

売主に取りまとめを提出してから1ヶ月経って出た結論がこれだ。
だからあれほど最初に瑕疵について、口を酸っぱくして言ったのに、
これでウチの信用を失ってしまった。

仲介業者には、この取引は俺に直接連絡を寄越す様に言っていたが、
途中から俺では無くて、社員に連絡を入れる様になった。
終いには、メールで連絡を寄越す様になった。
仲介業者も無責任極まりない。

だめならだめと逐一状況を連絡してくれなければ、こちらには状況が分からない。
売主には「待ってくれ。」というしかない。
いたずらに1ヶ月を浪費し、売主もその間棒に振った。

俺は確証の無い事に対して、絶対に大丈夫とは言わない。
不動産なんて、最後に下駄履くまで分からないのだから。
件の仲介業者は、俺が何度瑕疵について問題になっていないか尋ねたら
「大丈夫だ。」と返答した。ちっとも大丈夫ではないじゃないか。
こんな事なら、他のルートに物件を振ったのに、こっちも1ヶ月を棒に振って、
売主からは信用を失った。冗談じゃない。

調子こいて仕事しているからこういう事になるのだ。
ウチも売主から信用を失ったが、俺もこいつらは信用しない。
こいつらに仕事を出す事は、もう二度とない。

物件の方は、俺の信用がおける仲間に託して、早急にやってもらっている。
なんとかこっちで汚名挽回したい。
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