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九州北部豪雨被害

九州北部を襲った豪雨被害、段々被害が明らかになって来た。

被害のひどい地域は、洪水が起きたのはもちろんだが、大量の土砂と流木が堆積して、道路も川も分からなくなってしまっている。

敷地の中に泥が50センチから1mも溜まってしまっていて、住民はみんな手作業で撤去しているが、手作業では簡単に片づけられるものでは無い。

泥や流木が堆積した地域は広域だから、重機もダンプも足りず、隅々にまで手が回らない。まずは主だった道路から確保して、枝道の確保で、各家家にまでは中々手が回ら無い。家の中ぐらいなら、手作業で何とかなるが、庭や周囲の道路の泥までは到底手が回らない。

ウチは建設業もやっているから、ユンボもダンプもあるから、ウチがもしそうなったら、いち早く撤去できるが、一般の家はそうはゆかない。そもそも道路がダメだから、物流が上手く流れず、その辺りの支障もまだあるのだろう。

それに水道もやられているそうで、水が無いと飲料水はもちろんだが、洗う事が出来ないから厄介だ。

ちょうどこれから夏休みに入るから、ボランティアが入るから、細かい所の復旧は進むかも知れない。ただ、インフラが破壊されているから、ボランティアもある程度自給自足できる体制で行かないと、かえって被災地の負担になるか要注意だ。

被害が大きかった割には、志望者が比較的少なかったのは、不幸中の幸いだった。とはいう物の20人を超える犠牲者が出ているから、喜ぶべき事では無い。

最近気象庁の警報を強く出す様になったから、比較的避難が早かったのも、人的被害を少なくできた一因なのだろう。津波や地震と違って、大雨はある程度予測ができるから避難が早かったのだろう。

ウチの事務所から、もっと近い地域ならユンボとダンプを持って行くんだが、さすがに九州だとそうはゆかない。

九州北部は、この後また天候が悪くなるそうだ。二次災害が出ない事と、一日も早い復旧・復興を祈るばかりだ。
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