勝手にぶつぶつ

高速増殖炉もんじゅが廃止だそうで、よかった。

高速増殖ととは原発で、発電しながら消費した以上の核燃料を生み出せると言うものなんだが、

本家のフランスは、無理だとしてとっくに諦めていた技術。

日本はこれまでしつこく運営してきたが、結局発電した事は無く、

事故続きで、死亡者もだしていて、発電していないのに、

一日辺りの経費が５５００万円も掛かるという、特殊法人も真っ青の金食い虫。

これまでに１兆円が消えたと言われている。


もんしゅが問題なのは、役立たずの金食い虫と言う事だけじゃなくて、

冷却にナトリウムを使っている事で、

ナトリウムは水をかけると爆発する。


どういう事かお分かりと思うが、

万が一火災事故が起きたら、水をかけて消火出来ない。

水で冷却が出来ない。

そういう厄介な原子炉な訳で、

万が一地震で何かあったら、日本の半分はおしまいになってしまうのだ。


俺は個人的に、もんじゅと浜岡原発は危険極まりない存在だと思っている。

もんじゅは前述のとおり、

浜岡は断層の上に建っている上に、海に面している。

そして風下にあたる２００キロ北東には、首都圏がある。

東海東南海沖地震が発生して、浜岡原発がやられたら、

首都圏はタダでは済まない。

それに中部電力の原発は、浜岡原発だけで、

浜岡が止まっていても電力は足りているから、

浜岡も一緒に廃炉にしてもらいた。


個人的には、原子力は未完の技術だから、

大々的に商用的に使用すべきものでは無いと思っている。

ただ、技術革新の為に、実験的に、限定的に使用するに留めるべきだと思っている。

現実的には、最小限動かして、その間に次の技術を実用化させ、

順次廃炉にしてゆくのが望ましい。


まだ、原子力は、直接人間の手でどうにかする事が出来ないのだから。

地震の多い日本には、向いていない技術だと想う。

放射線を無毒化できる技術が開発された、

大いに使えば良い。


とにかく、金食い虫で、危険極まりないもんじゅを廃炉する事は良い事だ。

これからは廃炉利権がはびこりそうだ。