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この歳になって気が付いた事

まぁ他人にとってはどうでも良い事なんだが、
俺自身としては、
合点が行くと言うか、
永年の溜飲が下がる思いだった。

日本には四季がある。
春・夏・秋・冬だ。

俺は幼少の頃から、
この四季を暦とは別に、
体感的(気温的)に
春:3月 4月 5月
夏:6月 7月 8月
秋:9月 10月 11月
冬:12月 1月 2月
だと認識していた。
ちなみのこれは、
気象学的四季でもある。
誰かに教えてもらった訳では無く、
俺は体感的にそう思っていた。

暦の上の四季は西暦では、
春:2月4日頃(立春)~5月5日頃
夏:5月6日頃(立夏)~8月7日頃
秋:8月8日頃(立秋)~11月7日頃
冬:11月8日頃(立冬)~2月3日頃
となっている。

どうして西暦とズレているのか。
立春の2月4日頃なんてのは、
一年で最も寒い時期なのに立春なんておかしいだろう。
8月8日頃から秋なんて、
8月8日頃は梅雨が明けて真夏真っ盛りだろう。
どう考えても旧暦の四季はおかしいだろう。

これについて、
この間気が付いてしまった。

それは、
こないだ事務所で事務処理をしていた時の事、
カーテンの隙間から太陽光が差し込んで来たのだ。
その時にふと気が付いた。

旧暦の四季は、
太陽の陽の角度が基準になっているのだと。
二十四節気という奴だ。
春分、夏至、秋分、冬至を24で割って当てはめたものだな。

確かに2月の初旬は一年の内でも最も寒い時期だ。
だけど、
冬至の頃から比べると、
日照時間は随分伸びてるし、
太陽光の力強さが違う。

俺が思うに、
日本人は縄文時代から農業を行っていた農耕民族だ。
作物を育てるにあたって、
準備も含めたら気温では無く、
太陽の動き(日照角度と日照時間)が重要なのだと。
だから旧暦は二十四節気の太陽光が基準であり、
気温の区分では無いと言う事なんだな。

他人からしてみればどうでも良い事なんだが、
俺的には、
永年の溜飲が下がった思いだ。
二十四節気の事は知っていたが、
ピンと来ていなかったんだな。
体感して初めて納得した。

人間てのは、
一生勉強なんだな。
二十四節気に合点が行った所で、
農家でも無い俺にとっては
何かが変わる訳では無いけれど、
歴史や習慣を踏まえて考えると、
感慨深いものがあって
新鮮な驚きがあった。
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