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最近任売の仕事が少ない

最近任売案件がめっきり無くなった。
無いことは無いのだけれど、依頼を受けて債権者の金融機関に問い合わせると、
抹消金額が随分高い事を言う。

とてもじゃ無いが売れる金額では無いから諦めている状態。
債権者の金融機関としては、任売よりも競売の方が高く売れるから、競売で売るとの事。

確かに最近驚くような金額で不動産業者が落札してゆく。
その金額で落としてどうやって商売していゆくのか不思議だった。
今日仲間の業者と話をしていたらその理由が分かった。

競売物件を高値で落札してゆく業者は、既に買主が決まっているからだ。
客付け買取をしているのだ。
だから驚く様な高値でも平気で落札してゆく。
予め客を持っていて、配当要求が出ると顧客に物件を紹介して購入金額を決める。
業者はそこから自分の利益を差引いた金額で入札する。
既に買い手が決っているから、利益は100万でも200万でも構わない。
だから驚くような高値で落札し、2位との差がぶっちぎりなのだ。

以前は1万円の差とかヘタすると数百円の差で競い合う事があったが、
高値落札されるものはぶっちぎりに違うのだ。

そのような事で高値落札される事があるので、債権者の金融機関は高値落札を期待して
任売で売る事を嫌がっている様なのだ。
まぁ債権物件だから債権者が決める事で、こちらとしては何も言えない。
いくら債務者が任売をのぞんでも、債権者が抹消金額を高く望んだらどうにもならない。
最終的には競売に落ちる。

何ともどうする事も出来ない状況になっている。
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