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建売 驚きの施工

いやぁ驚いた。建売の施工。すげぇや、あれでOKなんだ。信じられん。
殆ど養生しない基礎コンクリートにも驚いたが、躯体の施工も酷いもんだ。

野地板なんだが、棟と谷に2センチぐらい隙間が開いている。
アスファルトルーフィングとコロニアルを貼って、その上に板金するから
当面雨漏りはしないどろうけど、古くなったら雨漏りする確率は相当高い。

俺が建築の現場で仕事していた時に叩きこまれたのは、
雨漏りは絶対にさせてはいけないと言う事。
だから雨仕舞は徹底的にやらなければならないと叩き込まれた。

野地板は棟であろうが谷であろうが隙間なくピッタリ張って、
更にその継ぎ目にはコーキングを打って防水した。
その上でアスファルトルーフィングとコロニアルや瓦。そして板金を施工だ。

今日見た現場の野地板は、角の合わせ目も合っていないし、張り込みも雑。
時間に追われているのは分かるが、酷いもんだ。
もちろん検査にも受かるし、雨漏りもしないだろうが、古くなったら絶対にアラが出る。

仕上げてしまったら絶対に分からない部分で、もしトラブルが起きたら、
手抜き工事と言われても仕方ない施工だ。

今の建売はひどい。建材が値上がりしているが、不動産価格はデフレで、
売主の利益率は悪くなっている。
だから少しでも早く施工して資金を回収したいのだろうが、
それにしてもちょっと驚きの施工だ。

俺はもう家を建てたから買う事は無いが、建売だけは絶対に買いたく無い。


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