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専任取引主任士が居ない不動産屋

先日、ある中堅の不動産会社を退職した奴から、とんでもない話を聞いた。

そいつが居た会社は、複数のグループ会社ある会社で、販売会社の店長を勤めていた。
社長は複数回マルサが入って代表から代表権の無い会長に収まっているが、
実質上のワンマン経営だ。ハッキリ言ってブラック企業だ。

グループ会社の社長は雇われ社長で、会社の借入の連帯保証人にもなっている。
退職した奴は、会長から販売会社の社長になれと言われて、危機感を感じて辞めた。
実際、そのグループ会社の決算は粉飾決算で、キャッシュフローも悪化していきているとの事。

不動産会社は、本店や支店に必ずひとり専任取引主任士が居なければならないと法律で決められている。
専任取引主任士だからその事務所に常勤していなければならないのだが、
なんと専任取引主任士が常勤ではないのだそうだ。

各事務所に専任取引主任士として登録はされているものの、実際は他の支店の所属だったり、
グループの別会社所属だったりしているのだそうだ。

契約の時は、契約した支店の取引主任者や、たの支店や他のグループ会社の取引主任士が来て
重要事項の説明をするのだそうだ。

またそいつが所属していた会社の不動産免許は、国土交通省大臣免許なんだが、
実際には都内の支店は営業していないとの事。

とにかく無茶苦茶な会社で、先述した通り、経営は良いとは言えない状態で、
社員も素人に毛の生えた程度のレベルで、トラブルが絶えない。
昨年は会社の飲み会で死者が出たが、うやむやに納めたらしい。

売上の一部は会長に吸い取られ、経営が良くなくても会長の資産だけは莫大になっており、
会社が破綻しても、会長は困らないのだそうだ。

まぁそんな会社だから、専任取引主任士がいい加減でも平気なのだな。
それにしても今どき珍しいほどいい加減な会社だ。


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