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ポイントカードで情報筒抜け

コンピュータとそのネットワークの発達で、世の中随分変わった。
買い物に行って代金を支払う時「Tカードはお持ちですか?」とあちこちで聞かれる。
今やTカードは6700万人が保有しているんだそうだ。
俺はTカードを持っていない。持たない様にしている。

Tカードを作る際、氏名、年齢、住所、性別、電話番号を記入する。
Tカードで買い物をすると、どこで何を買ったのか、全て発行会社に記録される。
エロDVDのタイトルまで記録されている。
そしてそれらの情報は裁判所の令状なしに、捜査当局へ流されている。

別に悪い事をしてる訳じゃないから、捜査当局に情報を流れても平気なんだが、
捜査当局以外にも情報を流されている可能性だってあるかも知れない。
または図らずも情報が漏洩する可能性だってある。
実際ツイッターやヤフーの情報は漏洩した。
その途端、あやしいメールがどっと届くようになった。

Tカードの履歴を見れば、
その人がどこで何をいつ購入したのか一目瞭然だ。
Tカードの履歴情報から、その人がどんな人なのか読み取れる。
更に氏名、住所、電話番号の情報まである。

つまりTカードの情報で、
その持ち主の様子が他人に丸裸で分かると言う物だ。
そしてその情報は蓄積されてゆく。

今日も俺は買い物の度に聞かれる。
「Tポイントカードはお持ちですか?」
俺は答える。
「いいえ、持っていません。」
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