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景気は相当悪い

10~12のGDP速報値が、年換算でマイナス6%超となった。
数値だけじゃイマイチぴんっ!と来ていない世間だが、
確実に日本経済は悪くなっている。

今日、資材置き場に溜まったくず鉄を出しに行ったんだが、
なんと、キロ単価たったの10円!
一昨年は20円から25円ぐらいだった。
昨年は18円ぐらいに落ちて、
随分安くなっちゃったなと思っていて、
ちょっと前に捨てに行ったら14円に落ちていて、
今日捨てに行ったら、
たったの10円だ。

受取ったカネ貰った時に、
あまりの少なさに計算間違えしてんじゃ無いかと思ったら、
単価10円。
そりゃ少ない訳だ。
一昨年の半額以下なんだもの。

くず鉄の単価が低いと言う事は、
鉄の価格が落ちていると言う事で、
鉄の価格が落ちているという事は、
建設業が動いていないと言う事だ。

建設業は日本経済の中でもある程度の比率を占める。
日本国内だけじゃない。
中国も全然ダメで、
鉄の需要が無いのだ。
つまり経済が動いていないと言う事だ。

昔くず鉄の価格が崩壊して、
金出して処分した時期があった。
そこまで酷くは無いが、
だんだんそれに近づいている様な気がしている。

今日本経済の指標は、
リーマンショックの時よりも悪い。
だけどそれを実感していないのは、
日銀が金融緩和していて、
金融機関がまだ動いているからだ。

これだけ景気が悪いのは消費増税の影響で、
さらにこれからコロナショックも加わる事になる。

先ほど日銀が金融緩和していると書いたが、
それもそろそろ弾切れになりそうなのだ。
つまり、
今のままでは日銀の金融緩和が終わってしまう。
そうなると、
リーマンショックと同じ状態になってしまう。

日銀はマネーを発行する事ができる。
だけど、むやみやたら発行はできない。
マネーを発行する裏付けがなければならない。

現在その裏付けを、
国債と株などを買う事で裏付けしている。
所が、
国債の発行を政府が抑えてしまっている為、
買い入れる国債が足りないのだ。

世間では、
国債を買いたい人が沢山居て、
国際不足になっているのに、
財政規律と言う間違った認識で、
国債の発行額を抑えてしまっている。

オリンピックどころじゃない。
この不景気は、
バカの集まりのお上の金融・財政政策のまずさから起きている物で、
国民は再びどん底に落とされるかも知れない。

損益分岐点をぐっと下げて、
手元にマネーを集めておかないと、
乗り切れないかもしれないぞ。
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