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大本営「景気は回復している」ホントかよ

建設業や不動産業はアベノミクスで景気が良いと思われているようだが、
それは山手線の内側だけだ。
郊外は酷いものだ。デフレに逆戻り、いやスタグフレーションだ。

先日、建売の職人と話しをしたんだが、手間代なんて上がるどころか厳しいままで、
支払い条件は半分現金、半分先付の手形だそうだ。

しかも手間代が安いから、数こなさないとやっていられないそうで手も荒くなる。
手の良い職人は良い仕事に引っ張られ、残っているのは手の悪い職人が多いから、仕事もそれなり。
建売の建物のクオリティは低い。
郊外の建売に携わる職人に限っては、景気なんて全然良くなっていない。

木材を刻むプレカット工場も同様なのだそうだ。
単価がやたら安いから、数こなさなくてはならないのだそうだ。
フルに機械を動かして生産しないと割に合わない。
大工が言うには、
だから工場のホゾを空けるノミなんてボロボロで、ホゾがささくれだっていて
現場でホゾに入って行かないんだそうだ。
それだけ機械を酷使しなければ採算が取れないと言う事で、
全然デフレ解消はしていない。

郊外の建売現場は、消費税増税で大ブレーキが掛かって売れなくなって、
今や大幅値引きだ。デフレに逆戻りだな。

山手線の内側で、足元しか見えていない奴らが机の上でものを考え、
己の利権と保身に走って日本経済をどん底に落とす。いつか来た道だ。
ハニー谷垣などは
「消費税を10%に上げなければ、アベノミクスが失敗したと思われるから増税すべきだ。」
と公言している。本末転倒もいい所だ。

アベノミクスは効果を上げている。その効果を削いでいるのが消費税増税で、
消費税増税を止めて、さらに5%に戻せば良い。
当面増税はせず、国債で賄えば良い。
自ずと景気は回復して税収は増える。
こまるのは、財務省官僚のごく一部だけだ。

安倍政権が現実を直せず、「景気は回復している」として経済対策を打ったなら、
失われた30年になる。安倍政権も終わりだ。
国民も声を上げた方が良い。
このままでは景気は良くなるどころか、苦難の道を歩き続ける事になる。





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