忍者ブログ

国土強靭化を進めろ

今回の台風で静岡辺りはかなり雨が降ったみたいで、東海道線が土砂崩れで普通になったそうだ。

東海道線と言えば日本の大動脈。毎日運ばれる貨物の量は膨大な量になる。
これが寸断されたのだから大変だ。

がけ崩れを起こした脇には、国道1号線が走っていて、そこは良く通る所なので、
現場の様子を知っているんだが、かなり切り立った崖の下を走っている所で、
崩落した土砂の量もかなりになるし、法面の工事もかなり大掛かりになる。
しかも次の台風が、また日本列島に影響を及ぼしそうだ。

東海道線がダメなら、中央線があるじゃ無いかと単純に思うんだが、
東海道線は平坦、中央線は山岳。列車も軌道の構造も、一度に運べる貨物の量も丸で違う。
中央線は東海道線のバイパスにはならないのだ。

日本は災害大国だ。今回の台風や地震。特に東海地方は地震発生の確率が高い。
以前地震で東名高速が普通になった時、バイパスする国道1号と国道150号が大渋滞した。
現在は、防災の目的もあって、新東名が静岡県内に限って開通しているが、
東海道本線を補完できる鉄道路線は無い。
やるとすれば、中央線と上越線、北陸線経由に分散するしかない。
もちろん時間もコストも掛かる。

今回崩れた箇所は、数キロに渡って崖と海に挟まれたところを通っている。
防災と経済活性化の為に、この区間を思い切ってトンネルにしてしまえば良い。
そうすれば、豪雨や地震、津波対策になる。

そんな事を言うと「財政が」というが、建設国債で作れば良い。将来へのインフラの投資だ。
財政が逼迫しているのは、経済政策を誤って長い間デフレに陥れているから、
税収が減っているのであって、デフレ対策を行って経済を活性化すれば、
10年経たない内に、財政は健全化できる。
これは小泉内閣の時に実証済みだ。

東海道線復旧には、応急措置だけでも最低1週間は掛かるだろう。
その間は、片側だけでも開通させて何とか凌ぐしかない。

日本は災害大国。そこに公共投資をする事は、ちっとも無駄な事では無い。
消費税を上げて、経済を破戒する馬鹿の方が、よっぽど問題だ。

PR