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アメリカ量的緩和終了

アメリカがQE3を終了すると発表があった。量的緩和が終わると言う事だ。

アメリカはサブプライム問題が発生した時から、量的緩和を実施して経済の落ち込みを支えた。
そしていち早くリーマン・ショックから脱した。
アメリカは景気回復の軌道に乗せた。

一方日本はリーマンショックが起きても「蜂に刺された程度だ。」として経済対策を打たなかった。
その後も量的緩和を実施する事も無く、リーマン・ショックの直撃弾を受けていないにも関わらず、
世界で1番酷い経済の落ち込みを見せた。
それがやっと安倍政権になって量的緩和が実施されたと思ったら、消費税増税で全てをダメにしてしまった。

アメリカの量的緩和終了で、今後世界中に広がっていたドルはアメリカに逆流してい行く。
新興国に投資されていた資金もアメリカに戻ってゆく。
これから新興国の経済も縮小してゆく。

中国では不動産価格が暴落している。中国のバブルは弾けている。
ユーロは共通通貨ゆえ、経済対策が思うように捗らない。経済は後退局面に入ってしまっている。
日本も折角経済が伸びる要素があるのに、愚かにも消費税で経済を後退局面にしてしまった。

アメリカは経済が回復したとして量的緩和を終了させるが、
世界経済に足を引っ張られる事になると思われる。

日本は内需が大きな経済だ。内需を動かせば外の影響は受けにくい。
量的緩和と財政出動で内需を動かすべき時なのに、やっている事は真反対だ。
変動為替生経済では、金融政策が効果を上げる。
しかし経済学の教科書にも書いてある、当たり前の経済対策ができないのが日本だ。
全く愚かだ。

アメリカの経済回復よりも、ヨーロッパ、中国、新興国の経済の落ち込み、
そして消費税増税が日本の経済の足を引っ張り、実体経済は今再びデフレに陥って、
また永きに渡って苦しむ事になるのだろう。



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