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やっちまったな

日銀の植田がマイナス金利政策を止めると公言した。
理由は物価と賃金上昇だそうだ。
やっちまったな。

何度も書くが、
今物価が上がっているのは、
需要が高まって物価が上がっているのでは無く、
コストプッシュによるものだ。

賃金が上がっているのも、
輸出関連企業と、
サービス業の一部だけで、
内需全般は未だ低迷している。

円安差益で利益が出ている産業が平均値を押し上げているが、
それはホンの一部だけで、
その他大勢は、相変わらずパッとしていない。
実際、実質賃金は上がっていない。

いつもそうなんが、
完全に良くなる前にこういう事をやる。
そもそもの起こりは消費税を5%に上げた時からだ。
まだバブル崩壊の傷が瘉えていないのに、
景気は回復したとして消費税増税をやった。

その結果駆け込み需要が発生し、
その翌年反動で需要が一気に落ち込み、
デフレへ突入した。
デフレに突入したのに金融緩和をやらなかった結果、
日本経済はデフレスパイラルに陥って、
安倍っち政権が発足した時に、
デフレの正しい処方箋である金融緩和と財政出動を行った途端、
一気に株価と地下が上がった。
しかし翌年には消費増税したから、
また消費を冷やしてしまい元の木阿弥。
その後も増税を繰り返し、
中華コロナ騒動があって、
中華コロナ騒動の傷が瘉えていないのに手当を止めた上に増税だ。
そしてゼロ金利政策を止める。

メリケンは金融引き締めを止めようとしている。
ドルが増えると円高に振る。
これまで円安差益で好調だった外需産業の利益が減る。
景気の牽引役だった外需が減って内需が良くなるかと言えばそうでも無い。
需要が増えるどころか、
金融引き締めをやるのだから、
需要は増えない。
内外とも落ち込むと俺は見ている。

植田ってのは銀行とつながりが強い奴だから、
銀行の機嫌をとって金利を上げるだろうとは思っていたが案の定だ。
今大手銀行は金利が上がってウハウハだ。
だけど、
金利が上がると言う事は、
マネーサプライが減ると言う事で、
投資と消費は減り、
景気は悪くなる方向へ振る事になる。

もうダメだな日本は。
失われた40年目指して突き進むことになる。
日本は間違えなく没落してゆくぞ。
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