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安全保障問題

安全保障の事が問題になっている。
左側の人達は、再び日本が戦争を起こすなどと言って反対している。

憲法では、日本は軍備を持たない事になっている。
しかし現実には、拡大解釈で自衛隊と言う名の軍隊が存在している。
ただし運用にあっては、厳しすぎるほどの制限がある。

国家というのは、自国を自国で守れて、初めて独立国家と言える。
日本は経済は良いのだろうけど、自分で自分を守れない。
その分アメリカに守ってもらっている。

今議論の最中なのだが、飛んでくるミサイルを撃ち落とす事はできても、
敵国内にあるミサイル基地に戦闘機を飛ばして破壊する事は日本には出来ない。
それはアメリカにやってもらおうと言う事だ。

それで良いのか?

尖閣諸島は中国の領土だと主張して、中国の艦船が頻繁に日本の領海に侵入してくる。
もしそれがアメリカの領海だったらとっくに撃沈されている。
だけど日本は、絶対に攻撃して来ない事を知っているから、ちょっかいを出してくる。

竹島は韓国に占領されたままだ。
イギリスなどは、本土から遠く離れた自国の領土であるフォークランド諸島に
アルゼンチンがちょっかいを出した事によって、フォークランド紛争が勃発して、
軍を派遣してアルゼンチンを撃退した。イギリス軍にも犠牲者が出た。
しかし、これが国家だ。
だから他国はちょっかいを出さない。
国民は安心して自国に住める。

日本には確たる自衛が出来ていない。
だから韓国に竹島を占有され、反日を国是として行い、
中国も同様、反日運動を展開し、尖閣諸島にちょっかいを出してくる。
さらに安保で日本を守るアメリカは、軍事で日本を守る代わりに、
日本の経済にちょっかいを出してくる。
これらが日本に対して、どれだけの損害を出しているのか。

確かに戦闘行為になれば、日本人の血が流れるだろう。
しかしそれはどの国の軍隊も同じ事だ。
そうしなければあらゆる意味で自国は守れない。
だからどこの国でも軍は尊敬される。

日本はどうだろうか。
災害訓練で自衛隊が役所を使用しようとしたら、断った役所が数多くあった。
訓練で戦車を船舶に載せるために市街地を走行したら、反対運動が起きる。

沖縄から米軍を追い出したいのなら、日米安保条約を解消して
自国で日本を守れる日本軍を設置しなければ、米軍は沖縄から出て行かない。

TPPからも分かる通り、日本はアメリカに日本の富を吸い取られ続けている。
今の非正規労働者の形態も、アメリカのウオール街からの要望だ。
その為にどれだけに日本人が苦しんでいるか。
日本は経済的攻撃を受けて、年間3万人程度の人が自殺している現実を
左翼の人達はどう見ているのだろうか。

そして左翼の人達は、憲法を改正したら日本は戦争を起こすと言うが、
日本人はそれ程好戦的か?一体どこに国を侵略しようと言うのだ?
朝鮮半島か?中国か?

今は世界的にも帝国主義を主張しているのは、主に共産国だ。
今は領土の拡大よりも、経済的帝国主義の時代だ。

軍事と経済はセットだ。
理不尽な事をしたらミサイル分ぶち込むぞ!と言う抑止力があるから、
他国に理不尽な事はしない。
しかし日本はそれが無いどころか、アメリカ様に守ってもらう立場から、
アメリカの日本への経済的帝国主義はやり放題だ。

安倍内閣になって、やっと安全保障の具体的な議論が出来るようになったのは大きな一歩だ。
しかし戦後70年近く経って、これまでの構造と意識が構築されてしまっているから、
これを崩すのは並大抵の事では無い。

日本が本来の独立国家の形を成すのは、あと50年ぐらいは掛かるのではないだろうか。




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