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異次元の少子化対策w

岸田政権が、異次元の少子化対策だそうだ。
バカバカしい。
岸田内閣が打ち出す異次元の少子化対策とは、
1. 児童手当などの経済的支援
2. 学童保育・病児保育・産後ケアなどの支援充実
3. 働き方改革の推進
が大きな柱なんだそうだ。

前から俺が言っている通り、
こんなのやっても少子化は止まらない。
少なくとも回復はしない。

何度も俺は言っているが、
少子化が著しいのは、
経済の低迷が最大の原因だ。

日本経済は年々弱体化している。
それは、
他国とGDPの伸び率を比較すれば分かる。
他の国は着々とGDPが伸びているが、
日本だけはずっと横ばいで殆ど成長していない。

その結果どうなっているのかは現状を見れば分かる。
賃金は伸びず、非正規社員が増え、若者の貧困が広がっている。
その結果、結婚しない人が増えている。

経済的に厳しいとどうして結婚しないのか。
答えは簡単。
自分一人が生きてゆくのが、精いっぱいだからだ。
家族を養って行けない。
だから結婚しない。
結婚しないと子供増えない。

俺の知り合いに40代半ばの女性が居る。
彼女は今、大手企業の社長室に勤務している。
彼女は高校を卒業して某流通業界に入社し、
店の店員として社会人のスタートを切った。
まじめな性格なので、
コツコツまじめに仕事をして、
頭も良かった事から評価も上がり、
今は本社で社長室、つまり秘書として勤務している。
収入はそれなりにある。

彼女が結婚しなかったのは、
自分一人なら食ってゆけるが、
結婚して子供を産んで一馬力になったら食って行けないから、
結婚しないで仕事を続けて今に至っている。

もしも社会に余裕があって、
結婚した旦那さんに十分な収入がれば、
彼女は結婚して子供を産んでいただろう。
これは本人がそう言っているから間違えない。

もう一人結婚しない50代の男が居る。
こいつは建設業界に居て、
主に一般住宅の現場監督をしていた。
学校を卒業して首都圏に居住して仕事をしていたが、
親の関係で地元の地方に帰った。
そっちで現場監督の仕事をしていたんだが、
地方だから首都圏よりも収入が下がった。
そこにリーマンショックが襲って、
勤務していた会社が破綻してしまったから転職した。

転職先は同じ建設会社だったが非正規社員だった。
その会社も経営がおかしくなって、
再び建設会社に転職したが、
そこの非正規社員だった。
さらのその会社も経営がおかしくなって就職先を探したが、
地方の建設会社はどこも不況でまともな求人がなかった。
しかた無いので、
派遣会社に登録して仕事につけたものの、
事実上のアルバイトに今は身を費やしている。

奴の持つ能力は高い。
しかし社会がそれを使うだけの余裕が無い。
こうして奴は生活に最低限の不安定な生活を強いられている。
当然、結婚なんてできる訳も無い。

世の中概ねこんな状況だ。
就職しても十分な収入が無かったり、不安定だったりで、
結婚できる条件を到底満たさない状況にあるのだ。

岸田政権の「異次元の少子化対策」は、
怪我しているところに絆創膏を貼ったり、
包帯を巻いているだけで、
根本的な問題を解決しない。
つまり経済対策だ。

経済対策はどうかというと、
増税に利上げだ。
中華コロナで制限をして病み上がりだというのに、
病み上がりに栄養を付けるとは真反対の、
冷や水を浴びせる様な事をやっている。

経済が向上するどころか、
病体に冷や水ぶっかけて、
何が異次元の少子化対策だよ。

こんなバカがこの国のリーダーだぜ。
日本は益々沈下して行く事に間違えない。

かつて日本は今よりもGFDPが低かった。
今よりも子育て支援は無かった。
だけれども子供の数は多かった。
それは、貧しいながらもGDPは成長していたからだ。
今日よりも明日は良くなるという確実な希望があったからだ。
今は貧しいけれど、必ず良くなると言う確約が見えていたから、
明日を夢見て結婚し、子供も増えていたのだと俺は思っている。

しかし現代はその逆だ。
経済は伸びない。それどころか真逆の政策を執る。
これのどこに希望があると言うのだ?

いくら絆創膏をはっても、
包帯を巻いても、
子供が増える訳が無い。

異次元の少子化対策で出したカネは、
利権と保身を持つ奴の所にながれ、
子供は増えず、
一部の利権を持った輩がウハウハするだけで終わる。

だから「異次元の少子化対策」と言われても、
ちゃんちゃら笑ちゃうのさ。
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