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消費税対策費5兆円

『政府が2014年4月の消費増税に備えて実施する経済対策の概要が28日、分かった。東日本大震災の被災地の復興加速(1兆1000億円)などが柱で、規模は5兆円を超える見通し。与党と調整し、12月5日にも決定。対策の実行を裏付ける13年度補正予算案は12月中旬に閣議決定する。 』

全然足りない。
こんな物で消費税ショックは回避できない。
全く愚かな事だ。
消費税増税をしなければ、アベノミクスで経済回復は今後目覚ましい加速をしていったものを、
自ら大ブレーキを掛けた。

消費税の腰折れ対策をするのなら、最初から増税などしなければ良い。
震災復興に1兆1000億とあるが、被災地の復興が進まないのは、費用が足りない事ではない。
復興工事の競争入札を行っても、入札する建設業者が居ないのだ。
その理由は、役所が提示する工事金額が低すぎるから、受けても採算が合わないからだ。
もちろん建設業者が足りない事もある。

今被災地では、資材不足、人手不足によって、賃金や資材価格が上がっている。
物が足りないインフレ状態だ。
それに対し、役所の積算は旧来のままで、入札しても採算が合わないから誰も入札せず、
復興工事が進まないのだ。

そんな状態でいくら予算をつけた所で、
誰も入札せず工事が行われなければ経済対策にはならない。

経済全体の数字で見たら、これまでは余りに悪すぎたから、改善はしている。
しかしそれは、大企業や株屋、駆け込み需要がある産業が平均値を引き上げているだけであって、
その他の大多数は良くなっていない。
全体が良くなって、底上げしている訳では無い。

マスコミはやたら第三の矢の事を取り上げるが、今はまだ第二の矢を放つべき時で、
規模も少ないし、スピードも遅い。
財政出動は、実施されてからその効果が出るの時間が掛かる。
その間に消費税増税の悪影響が広がってしまって、
折角の効果を相殺してしまう。

相変わらず政治家はバカだ。
そのバカが経済対策を執っているから始末が悪い。

消費税増税をしなければ、来年辺りから財政出動の効果が表れ始める所だったんだが、
消費税増税で打ち消されてしまう。
5兆円程度の手当では、ショックを吸収できない。最低でもその倍は必要だ。
全く愚かな事だ。



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