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軽井沢バス事故 ブレーキ故障か?

軽井沢のバス事故、多くの若者が犠牲になってしまった。
ご冥福をお祈りします。

その後情報が出てきたが、どうやらブレーキ故障が原因だった可能性がある。
峠付近では正常に走っていたが、現場手前では、ブレーキランプが点灯したまま
暴走するバスが録画されていた。

バスのブレーキは排気ブレーキとフットブレーキがある。
排気ブレーキは一般車のエンジンブレーキで、補助的なブレーキ。
主なのは車輪を止めるフットブレーキだ。

大型車のフットブレーキは空気の圧力で作動する仕組みになっている。
もし空気圧縮機が故障していたり、配管に空気漏れがあった場合、ブレーキは効かない。
数トンの鉄の塊が暴走する事になる。
排気ブレーキである程度速度を殺せるが、下り坂で停止させる能力は無い。

ブレーキの使いすぎで、フェードを起こしてブレーキが効かなくなる事もあるが、
現場の状況から、フェードを起こしたとは考えにくい。
となると、フットブレーキが何らかの原因で効かなくなった可能性が高い。

報道によると、バス会社はかなりいい加減な運営をしていた様で、
日常の整備体制も同様だったのでは無いかと推察される。
一人のドライバーが、同じクルマに日ごろ乗務していれば、
軽微な変化もわかるが、そうでない場合、
個体によってコンデションが違うから、それが分からない。

少しずつでも変調が起きれば気がつくのだろうが、
一気に破損した場合は、どうする事もできない。
しかもその破損箇所がブレーキで下り坂であったら、
後は神に祈るしかない。

現在警察で捜査が行われているが、今後の操作結果に注目したい。
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