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犯人は漁師

先日、
北海道の函館本線で貨物列車が脱線した。
原因はレールの破損だった。

破損したレールは踏切部分のレールで、
レールの腹部と言われる細くなっている部分が腐食して細くなり、
そこに重い貨物列車が通過した事によって、
レールの腹部が加重に耐えられず破断し、
列車が脱線した。

件の踏切は海沿いのカーブ部分にある踏切で、
踏切を渡った先には漁港があって、
そこに出入りする漁師の車は、
必ずその踏切を通過していた。

JR北海道の発表では、
海の近くの踏切であり、
塩害によってレールが腐食したとの見解だった。

しかしだ。
海の近くの踏切なんていくらでもある。
どうしてこの踏切のレールが著しく腐食したのか。
その原因は、
港に出入りするトラックにあった様だ。

海産物をトラックに乗せる。
港から出るには、
必ず件の踏切を通過する。
踏切はカーブの途中にあって、
軌道にはカントが付けられている。
当然踏切は凸凹になり、
通過する車は揺すられる事になる。

通過する漁師のトラックの荷台には、
海産物と海水が積まれている。
踏切を通過するとトラックが揺られ、
荷台の海水が溢れて踏切に落ちる。
当然鉄でできたレールは錆びて腐食するわけだ。

もちろん軌道の管理はJR北海道で、
その管理体制に問題があった訳だが、
その踏切の特異性は
漁師の海産物を積載したトラックからこぼれ落ちた海水で、
いうなれば、
犯人は漁師だww。

インタビューに応じた漁師は、
「JRの管理が悪い。」
と言っていた。
そりゃそうなんだが、
原因は、おめぇらだろがよww。
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