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中二病の成れの果て

相模原の事件で、お亡くなりになられた方々にご冥福をお祈りします。
また、被害を受けた方々にはお見舞いを申し上げます。


中二病とは、思春期に世の中の事が少し理解できて、
子供から大人の世界に半歩踏み出した時に起きる、
大人の世界に向けて背伸びした思春時の言動を表すネットのスラングだ。

相模原の施設で起きた大量殺人事件、どうも犯人は重度の中二病だったようだ。

今朝珍しく寝坊して、テレビつけたら、たまたまワイドショーやっていて、
俺はワイドショーなんか見ないんだが、この時はチャンネル変えるのが面倒くさくて、
テレビの音声だけを聞いていたんだが、
犯人は衆議院議長に宛てた、自分勝手な事を書いた手紙を紹介していた。

それによれば、
1  障害者は世の中を不幸にする。
2 したがって世の中には必要ない。
3 だから自分が殺す。
4 それは世間的に許される事だから無罪にして欲しい。
5 その後の十分な生活の保証をして欲しい。
という様な事が書いてあったと言っていた。

こいつには「命の尊厳」と言う、最も大切な事が欠落していて、
「生きてゆくと言う事がどういう事なのか」を全く理解しておらず、
中二病と言う通り、子供が考える狭い視野の中途半端な大人の思想で、
体だけは大人になって、思想を具現化してしまった事が、今回の事件の原因だと俺は見た。

精神が大人になっていないのに、ネットという膨大な量の情報に触れて、
そのごく一部の情報に感化され、反社会的行動を取る。
しかもそれが正しいと信じ込んでいるから始末が悪い。
今回の事件の背景にはそんな物があるのだとう思う。

犯人は逮捕され、勾留、裁判を経て刑務所なり、
拘置所なりに服役、または拘置される事になるのだろうが、
その間に、もし真理を悟った時には、
自分のしでかした事の重責に押し潰される事になるだろうが、
そこにたどり付けば良いのだが、
自分の犯した事を最後まで正しいと信じこんで、
刑場の露と消える方が、犯人にとってはもっと苦しい最期となるのだろうな。

まったく救われない事件だ。

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