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邪魔

ウチの会社は零細企業なんだが、
不動産部と建設部がある。
俺はどちらか手が足りない方を手伝う事になっている。
で、圧倒的に手が足りないのは建設部の方で、
8割方建設部の方に携わっている。

ある不動産ブローカーの紹介で、
そいつの客の家にフェンスを取り付ける事になった。
構造上ちょっと面倒くさい工事だったんだが、
俺一人で施工する事になった。
面倒くさいと言っても、
手助けが必要と言う訳でも無かった。

ところが、
不動産ブローカーが手伝わせてくれと言う。
不動産ブローカーはど素人で、
手元仕事もできない。
本人としては工事も覚えて、
今後工事の仕事もしたいと言う事なんだな。

仕事の紹介者でも在るし、
無碍に断れないから手伝ってもらう事にした。

結論から言うと邪魔。
件のブローカーは、
状況を判断して上手く立ち回る、
頭が回るタイプでは無い。
どちらかと言うと逆で、
頓珍漢な部分がある。

施工でブローカーに頼む作業は無い。
せいぜい片付け程度だ。
片付けだけしていてくれば良いのだけれど、
勝手な判断で余計なことをする。

資材を指定した場所ではなく、
作業する場所に置く。

俺はバケツの中に細かな道具を入れていたんだが、
道具をそこら辺に出して、
バケツに水を入れている。

電動工具を使っていたら、
コードを引っ張る。

道具を踏んづけて壊す。

掃除を頼んだら、
頼んだ所では無いところを掃除する。

結局後始末は全部俺がやって納めたんだが、
疲れた。

邪魔なんだが、
どうにも排除できない事は、
世の中の道理に時たまあることで、
申し出た手伝いを断れず、
文句も言えないのは大人の事情。

熱中症気味になるし、
疲れた。
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