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宅地建物取引士

これまで「宅地建物取引主任者」と称された資格が、来年度から「宅地建物取引士」になるそうだ。
今月の国会で決まった。変更の時期はまだ決まっていない。

宅建取引主任はこれから士業様になる訳で、だからと言って何が変わる訳でもないんだが、
試験の合格者の門戸は狭くなるそうで、従来の半分程度になるとの事だ。

その為、今年宅建取引主任者試験の応募数が物凄く多いらしく、俺の知り合いも学校に通っている。

ちなみに俺が試験を受けた時も、いわゆる不動産ブームで、史上最高の受験者数だった時だ。
その為か問題も見たことが無いような問題や、「判例によれば」なんてもあって、
合格点も史上最低だった。

俺は会社命令で、自費で学校に行かされたが、二三回行って学校に行くのを止めた。
だって授業と言っても、ビデオでテキストを読んでいるだけだから。
それに夜間だったから、かったるかった。
早く家に帰って、いっぱい飲みながらテレビでも見ていたほうが良かった。

俺は中野出版から出されていた「これだけ宅建」を3回読み、
その後はこれまた同社から出版されていた問題集を4回やったら合格した。
勉強を始めたのは、宅建試験の申し込みをした頃からだった。

最初テキストを一冊読むのに1週間掛かった。最初は訳が分からなかった。
二回目は3日で読むことができた。だいたい何が書いてあるか分かった。
そして三回目は、次のページに何が書いてあるかわかる程度になった。

それから問題集に取り掛かった。
問題を読んでいると、「これはあのページのあの辺りに書いてあった事だな。」と浮かんできて、
問題をやりながら条文の意味を理解していった。

問題集も4回めともなると、条文の內容も理解できていて、ほぼ全問正解できる様になった。
後はケアレスミスを注意するだけだ。

勉強は仕事の合間にやった。
公園の駐車場の木陰に営業車を止めて勉強していた。
と言っても朝から晩までやっていた訳では無い。
元々集中力は無いから、一日一時間程度だったと思う。

俺はこうしてめでたく宅建取引主任者試験に合格した。もう随分昔の事になった。

来年から「士」になって、門戸が狭まるそうだが、
試験その物のレベルは変わらないと思う。ってか変えられないと思う。

資格は一回取ってしまえば、悪さをしなければ一生もんだ。
今年も多くの人が受験する様だが、頑張ってもらいたいと思う。

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