勝手にぶつぶつ

Ｂ層とは、
「マスコミ報道に流されやすい比較的知能指数が低い人たち」
と定義されている。

これは小泉内閣の時に自民党が広告会社に、
有権者の意識調査をさせた結果で、
国民をＡ層、Ｂ層、Ｃ層、Ｄ層に分類して、
「構造改革に肯定的でかつＩＱが低い層」
「具体的な事は良く分からないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」
をＢ層と規定したものだ。

東京都が週末の外出自粛要請を出した翌日の夕方、
スーパーに買い物に行ったら、
米とパンの棚がすっかり空になっていた。
インスタントラーメンの棚も半分ぐらい商品が無くなって居て、
冷凍食品も残り僅かで、
単価の安い精肉もすっかり売り切れていた。

この状況が俺には理解できなかった。
生産拠点や在庫、物流に棄損があった訳ではない。
買い占める理由が無い。
誰が買っているのか？
そう、Ｂ層だ。

テレビで都内のスーパーで買い占めが起きている旨の報道がされている。
ニュースのコメントでは「在庫は十分にある」とアナウンスしているが、
映像を見たＢ層は空になったスーパーの棚の映像だけを見て
買い占めに走っている様だ。
これはちょっと前に、
トイレットペーパーとティッシュ、マスクが買い占められたのと同じだ。

Ｂ層は、頭が悪い。
合理的、総合的に物事を思考する事が出来ない。
小泉内閣の郵政選挙の時は、
頭の悪いＢ層の票を集めた。
何をしたかというと、
短いセンテンスを繰り返す事によってＢ層の気分を醸成した。
その結果小泉は大勝した。

今ニュースやワイドショーで繰り返し買い占めの映像が放送されている。
Ｂ層は解説を聞いていない。
買い占められて空になった棚の様子を繰り返し見たＢ層は、
「商品が無くなっている。」
という気分を醸成し、
買い占めに走っていると言う訳だ。

問題なのはＢ層の行動によって、
他の人たちが迷惑を被ると言う事だ。
先のトイレットペーパー騒動が良い例だろう。

トイレットペーパーが不足するというデマの大元はＳＮＳらしいが、
デマによってトイレットペーパーを買い占めている映像を
マスメディアが繰り返し流し、
それを見たＢ層が動いたと言う訳だ。

マスメディアも話題性を流したいから、
わざわざ買い占められている様子を撮影して繰り返し流す。
こうした事によって、
国民の一部であるＢ層が暴走して、
世間に混乱を引き起こしているのだ。

Ｂ層について深堀したらいくらでも書けるが、
その事は別の機会にする。

とにかく、
世間で騒動が起きた時に暴走するのがＢ層で、
それを煽るのがマスコミだ。
その逆もある。
この構造は、
いつまで経っても変わらない。