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オール電化住宅www

北海道で地震が起きて、全道がブラックアウトすると言う、
前代未聞の事態が起きた。

北海道に限らず、災害が起きると停電する。
現代社会は、電気に頼る事が多く、停電すると全てが止まる。
それは一般家庭も同じ。

オール電化住宅と言うのは文字通り、住宅のエネルギーを、電気一本にしたもの。
だから停電すると、全てのエネルギーを失う。ただの箱になる。

そもそもオール電化住宅と言うのは、今から20年ぐらい前に、
電力の自由化が認められ、大工場が電力会社から電気を買わず、
自社で発電設備を持った事から、
その穴埋めをしようとして、
電力会社がオール電化住宅を提唱した販売戦略だ。

オール電化住宅は、クリーンでスマートで都会的なイメージ。
ソーラーパネルを乗せて、売電と合わせてエコだとして普及した。

俺は常々、エネルギーは分散した方が良いと思っている。
俺の自宅のエネルギー元は、電気、LPG、太陽光温水器、薪ボイラーだ。
仕事の関係で、発電機も持っている。
井戸があったが、建物の配置の関係で埋めてしまった。
できれば井戸も再度掘りたいと思っている。

エネルギーと水が確保できれば、社会インフラがダメになって平気だ。
ところが、エネルギーがひとつだけだと、そいつがダメになったら全てが終わりだ。
だから田舎は災害に強い。なぜなら自己完結ができているからだ。

売電価格が今後、今の半分以下になるそうだ。
そもそも民主党政権の時に、売電価格を国で決める様になった時は、
たしかKwあたり40円ぐらいだった。
それが今半額になって、更に半額以下になるという。

そもそもソーラー発電と売電を積極的に進めたのは民主党の菅内閣で、
この時、韓国のソーラー製造メーカーと、菅との間に利権があったと仄聞している。
ちなみのこの話には、ソフトバンクもいっちょ噛んでいるとか。

日本でソーラー発電を流行らせて、韓国の製品を日本に輸入して、
その利権にあやかる管はうはうは!という絵を描いたのだろうが、そうは行かない。
まず、電力会社が渋い顔をした。

そもそも電力は、需要と供給のバランスを見ながらリアルタイムで発電をする。
太陽光とか風力発電は不安定で使いづらい。
買取価格も高いから、他の売電しない消費者から上乗せして電気代を取っていた。

売電していない消費者からしたら不公正だ。
そうした声が重なって、年々電力の買取価格は下がり、
とうとう当初の1/4になると言う事だ。

これまでオール電化だの、売電投資だので利益を上げていた奴らは、
これで足を掬われる事になる。
投機の対象としては美味しくない。
当然投資する奴は激減というか、居なくなるだろう。

太陽光発電装置を設置して、売電でエネルギーコストを賄おうとしても、
果たして採算が合うのかどうか。
設備の費用と売電価格のバランスが取れなければ、
今後屋根に太陽光発電装置を設置する家も減るのだろう。

今後、オール電化住宅と言うのは、蓄電ができなければ廃れて行くかもしれない。
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