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サバイバルゲームの始まり

景気悪いな。
首都圏郊外の不動産屋は、
市場収縮の影響を受けて景気が悪い。

事業の縮小や、
それに伴うリストラ、
固定給から歩合給への転換など、
お世辞にも良い方向ではない。

この所、
新しい不動産屋がポコポコ開業している。
景気が悪いのに何で開業しているのかと言うと、
サラリーマンだった奴が退職して独立開業しているからだ。
こういう動きは、
不動産市場の景気が悪くなると起きる事象だ。

中華コロナの影響もあるが、
一番影響しているのは少子高齢化で、
不動産の一次取得者が激減している事が理由だ。
すなわち建売の需要が減少している。

相変わらず大手デベは無茶苦茶やっている。
一時仕入れ体制を見直して、
健全な仕入れをやっていたかと思ったのは束の間。
中途半端な景気回復で地価が上昇した時に、
仕入れ担当がノルマを達成する為に、
バカみたいな高値買いをしていた。

そしたら案の定。
商品にしたらバカ高い上に、
少子高齢化の影響と中華コロナの影響で売れない。
その結果、
今度はバカみたいな値下げをしている。
同じ現場で、
隣と300万も差がある現場も出てきたそうで、
高値で買った客が怒っているそうな。

厳しい状況と言うのは、
弱いところほどしわ寄せを喰らう。
今、
フリーランスのブローカーが食えない。
なにせネタ数が少ないのと、
売買の動きが少ないから、
ちゃんとした看板を持っていないブローカーに
ネタが回ってこないのだ。

今年もあと1か月を切ったが、
今年に入って一本も契約が無いブローカーを知っている。
もうどうにもならないみたいだ。

そんな中ウチの会社は、
相変わらず安定した貧乏で、
嵐が過ぎ去るのを穴の中で待つ小動物のごとく、
僅かな食糧でも乗り切れる体質になっている。

岸田内閣の経済・財政政策では、
中華コロナ騒動が収まったとしても、
春の息吹の様な回復は見込めない。
補正予算の使い勝手が悪く、
補助金などは、
本当に必要な人の所には届かない仕組みになっている。

しばらくこの状況はつづくと見ている。
サバイバルゲームの始まりだ。
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