忍者ブログ

根本は経済問題

ダイハツが検査データのインチキをやって、
それがバレて今大問題になっている。
その影響で全車種の販売ストップで、
売上がない状態になっている。

インチキをやらかしたダイハツはともかく、
ダイハツに部品などを収めていた下請けが可愛そうだ。
ダイハツ向けの出荷が少ない下請けは何とかなるだろうが、
ダイハツへの比率が高い下請けは、
今後厳しい状態になる。

自動車産業というのは裾野が広く、
その影響を受ける下請けは、
相当な数になるのだろうな。

せめてもの救いは、
大株主がトヨタだという事で、
ダイハツは支援を受けられるだろうが、
中小零細の下請けはそうは行かない。
自力でなんとかするしかない。

大企業の役員なんてのは、
サラリーマン役員だから、
てめぇの保身と利権が最優先で、
会社や社会の事など二の次に成るから
こういう事が度々起きる。

面白い話を聞いた事がある。
かつてアメリカの自動車会社でも同じ様な事があった。
その時の企業の幹部は、
自動車の欠陥で人が死んでも、
死んだ人の保証をしたほうが、
全体の見直しをするよりも安く済むから、
生産する自動車の改善をしなかったと言う話。

いかにもメリケン人の発想だ。
一方、日本人ってのは、
社会に対する責任を重んじた。
しかし昨今の企業経営者というのは、
メリケン人と同じメンタルになってしまった様で、
そんな奴らが大企業の経営者なんだから、
日本のクオリティーも下がったものだな。

こういう問題が起きるのも、
根本をたどれば経済が悪い故に、
ちょっとでも損失が発生すれば責任を取らされる羽目になって、
自分の立場がやばくなるサラリーマン気質が原因なのだろう。
経済が良くて余裕があれば、
不具合が発生してもカバーできる。
それが出来ない状態になっているのは、
先述した通り、
日本経済が良くないと言う事だ。

今岸田政権の支持率は2割に届かない状態。
しかし選挙がないから岸田は辞めないと俺は見ている。
すくなくとも、
岸田が総理の座に居座っている以上、
内需経済が好転する事は無いと見ている。

そのうち、
第二、第三のダイハツが出てくるかもよ。

PR