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上海は今日も沈没

ブラックマンデーから一夜明けて、今日の日経平均。底を打って反転し始めた様に見える。
為替も119円まで戻している。
香港、韓国、シンガポール、インドネシアも上昇に転じている。
上海は今日も下落したままで、上がる気配はない。
下落したままで、またストップ安になるのか?政府が今日も介入しているとの情報もある。

恐怖指数は30ぐらいで、上昇基調だ。

中国政府は介入して株価下落を防いでいたようだが、その効果も薄いため諦めたようで、
それがよりいっそうの下落を招いている。
ってか、中国の実体経済はものすごく悪く、これまでインチキで株価を保っていたようなもので、
落ちて当たり前。

有名な投資家も中国から資金を引き上げたそうで、企業も撤退が続いている。
天津の大爆発で、有力な港が使用できなくなったりで、中国経済に落とす影は濃くなる一方だ。

中国の政治体制は、共産党一党独裁で、自由経済とは言えない。
空売り規制だの、実体経済を隠そうとするが、そんな事は他のデータからごまかしようが無く、
目のある投資家はとっくに資金を引き上げている。

日本からの投資も激減していて、中国は投資と下請けで経済を回してきたが、
投資は減る一方、生産拠点は人件費が上がった中国以外の国にシフトされて減少、
さらに世界同時不況で物が売れない。

元の通貨切り下げを行ったが、それが投資が逃げ出す原因にもなっていて、
どうにも手の打ち様が無いのが現在の中国。
中国は外貨が国外へ逃げ出すのを必死に防いでいる様で、
その背景には、外貨準備高が減り続けている事にある。

シャドーバンキングの300兆円とも400兆円とも言われる不良債権の底は深く、
こいつを埋めない限り中国経済の復活はあり得ない。
政治体制に問題が有る中国に、この問題を容易に解決できるとは思えない。

世界経済はしばらくのあいだ、中国という重荷を背負うのだろう。




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