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音もなく忍び寄る水害

九州方面では、
大雨による酷い水害が起きている。
亡くなれた方や行方不明者が多数出ている。
被災された方も大勢いる。
ご冥福とお見舞いを申し上げる。

経験があるんだが、
河川の堤防が決壊した場合
決壊場所から距離があると、
堤防が決壊した事が分からない。
河川から水が街に流れ込んでいる事も気が付かない。
音もなく水が出て、
水位が上昇して行くのだ。

深夜に堤防が決壊して、
朝起きてみたら、
周囲が水没していたと言う事がある。

俺の場合、
たまたま深夜に起きていて、
水が出ている事に気が付いたから、
トイレには水を入れた袋を突っ込んで逆流を防ぎ、
窓や玄関ドアをガムテープで目張りして避難したから、
隣近所はみんな床上浸水をしたが、
俺の所だけ浸水しないで済んだ。
室内は全くの無傷だった。

豪雨の時は、
行政が行っている防災放送は全く聞こえない。
かろうじて何か言っている事だけは分かるが、
内容は全く分からない。

思うに、
こういう時は、
ラジオのFM帯を使って災害情報を流せば良いと思う。
半径20キロ程度であれば、
ロケーションが良ければ10ワットも有れば電波は届く。
送信設備も簡易な物で済む。
ラジオなら千円ぐらいから購入できる。
停電しても電池で稼働する。

豪雨で災害が発生している時は、
役所も混乱しているだろうが、
ラジオで逐一情報を流していれば、
住民は事態を把握して、
避難行動がいち早く取れる。
電波法が問題になるのなら、
国政で法改正すれば良い。

日本は災害大国だ。
地震に台風、
毎年、全国のどこかで甚大な災害が発生している。

安倍内閣が発足した時、
国土強靭化計画が発表されたが、
財政規律を理由に立ち消えてしまった。
防災対策は財政出動の経済対策にもなる。
国民の生命と財産を守り、
経済対策にもなるという国土強靭化計画を潰したのは財務省だ。

全国的に、
災害FMの活用を是非行うべきだ。
そうすれば災害情報が確実に届き、
避難行動が早めにできる。

音もなく忍び寄る水害には、
ラジオの音で知らしめるのだ。
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