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ヤマダ電機 不採算店舗閉鎖

ヤマダ電機が不採算店舗を閉鎖するそうだ。
これまでヤマダ電機は、ライバルコジマ電気を意識して、大規模店舗を展開し、コジマ電気を追い越して、
業界No1に踊りでた。

週末のヤマダ電機の駐車場は、周辺道路が渋滞するほど満杯で、店内にも客が溢れでていた。
所がリーマン・ショック後、客足は落ちて、今ではいつ行ってもスムーズに駐車場に入れる。
店内も客はまばらだ。

これはリーマン・ショック後日本経済がデフレ不況に陥った事と、昨年の消費増税で、
可処分所得が減ったこと。
アマゾンなどの通販が発達した事によって、家電を通販で買う人が増えた事。
魅力ある家電が無い事などが上げられる。

ヤマダ電機は赤字では無く資産もあるが、売上不振によって、キャッシュフローが急減少している。
これに危機感を持って、不採算店舗を閉鎖する様で、企業経営として極めて正しい行動だ。

一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったヤマダ電機も、経済の環境や業界の環境の変化には抗えない。
規模が大きい分だけ、ベクトルがマイナスに振ると、損失も大きい。
ヤマダ電機の不採算店の閉鎖は正しい方向だが、
もう少し早い段階で行った方が良かったのは言うまでもない。
拡大は直ぐにでもできるが、縮小は案外難しい。規模が大きいと直ぐに縮小はできないものだ。

消費税増税の影響は未だに出ていて、個人消費は13ヶ月連続で落ち続けている。
これでは家電業界も影響を受ける訳だ。

ヤマダ電機の存続は、如何に損失を抑え、利益を確保するかにある。
当然事業縮小は避けられない事だが、経営陣のお手並み拝見とさせてもらう。

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