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ホンダ 大丈夫か?

自動車メーカーのホンダが、
希望退職者を募ったら、
2000人以上も希望があったそうで、
ちょっと驚き。

退職金の上乗せもあったのだろうけど、
長年勤めた会社を早期に退職するには、
それぞれ訳があるのだろう。

企業の景気が良ければ希望退職者を募らないし、
辞める人もいないだろう。
だけどそうじゃないと言う事は、
良くは無いのだろうな。

ホンダと言えば本田宗一郎で、
宗一郎さんは地方の小さなバイク屋から一代でのし上がった人で、
エンジニアだ。

オイルショックの時経営危機に陥ったが、
ロラースルーゴーゴーで乗り切ったり、
F1に参戦する事で企業イメージを上げて売上を上げたり、
とにかく元気のある企業だった。

しかし宗一郎さん亡き後のホンダは
普通の企業というか守りに徹しすぎて、
売れない自動車メーカーになってしまった。
今ホンダを支えているのは軽自動車のNボックスと、
小型車のフィットぐらいで、
後はそう大したことは無い。

ホンダは他メーカーがやらない技術や、
ユーティリティーを売りにしてきたが、
それも最近は球切れの様子。

将来は全車種をEVに切り替えると言う事で、
体制もシフトして行くらしい。
この度の希望退職を募ったのも、
その辺りの事も関係しているようだ。

だけどどうだろう。
お上は近い将来ガソリン車を無くすと言っているが、
エネルギー効率から言ったら
小型のガソリンエンジンが一番効率が良い。

そもそも電力をどうするかだ。
ガソリンエンジンを併用するハイブリットならまだしも、
完全電気となると、
今の電力事情では足りなくなるだろう。

お上はその辺りの配慮無く、
ガソリン車を無くすと言っているが、
机の上で物を考えて、
クルマやバイクの事を知らない政治屋と役人が出した事だな。

最近ホンダはちょっとおかしな方向に進んでいる。
現実が見えていないというか、
とんちんかんと言うか、
ちょと前にホンダは、
中国に力を入れるとして生産拠点をシフトしているし、
今回もお上の頓珍漢な公言に乗っかって舵を切る様だが、
果たしてそれが吉と出るか凶と出るか。

俺は凶の方に出そうな気がする。
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