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転換点になるか?

今回の衆議院選挙は全体的に荒れたな。
失った者、得た者、賛否こもごもだ。

一番荒れたのは自民党だろう。
自民党は内部分裂中での選挙で、
いわゆる反中共派の安倍派を追い出そうと、
党内で内ゲバが発生していて、
選挙を利用して追い出しを図ったんだが、
選挙ブレーンが馬鹿揃いで、
自民党の議席そのものを大きく失う事になった。

自民党総裁選は、
いわゆる安倍派である高市と
親中石破の戦いで、
その数はほぼ半々。
これから石破は選挙結果の責任を問われ、
高市派が力を示す事になるだろう。

連立を組むナンミョウホウレン党の党首が落選し、
比例復活も無いから議員の地位を失った。
だたナンミョウは過去にも同じ事があり、
組織がしっかりしているから、
政治における影響は少ないだろう。

ただし、
ナンミョウホウレン教も少子高齢化で、
会員の現象が続いており、
ネットの発達とともに、
若い人を中心に、
ナンミョウを嫌う人が増えているから、
今後ナンミョウホウレン教とナンミョウホウレン党は、
その力を失ってゆくだろう。

自民党が自滅してくれたおかげで、
立憲共産党が議席を増やした。
これは、
ネット環境に無い年寄りが、
地上波の影響で投票した事によるものだろう。
れいわも同様だ。

維新は地元大阪では強かったものの、
地方では嫌われた様だ。

保守系野党で伸びたのは、
国民民主で、
これは自民党から離れたフリーの保守層が投票したのだろう。
これまで国民民主はパッとしなかったが、
やはり国政政党で名前が売れているから、
票が得られたのだと推察される。

健闘したのは日本保守党で、
日本保守党は政治団体で、
この度の選挙では3議席を獲得し、
得票数の割合から、
国政政党に成り上がった。

今後日本保守党は、
これまでネット環境にある人から支持されていたが、
そうでは無い人達には知名度が無かった。
そんな中でも3議席獲得したのは立派だ。
これからは表のメディアでも取り上げられ、
これまで日本保守党を知らなかった層にも認知され、
その政策から、
フリーの保守層の票を獲得し、
ますます発展してゆくと推察する。

参政党も3議席獲得し、
その様相は、
日本保守党と同様だ。

社民党は1議席で、
元は自民党と双璧を成す社会党だった事を思えば、
その凋落ぶりは激しく、
今や泡沫政党と呼んで良いだろう。

共産党は2議席減らした。
共産党もナンミョウと同じで、
支持者は、
若い頃学生運動をやっていた高齢者が多い。
高齢者だからその支持者数は次第に減り、
共産党もそれに比例して、
衰退してゆくのだろう。

まだ今回の選挙は、
今後の政界の方向性がなんとなく決まった様な結果で、
自民とは内ゲバでしばらく混乱が続き、
これまで力強い組織票を持っていた政党は、
支持者に高齢者が多く、
その力は次第に弱まってゆくとみられる。

これを気に、
疲弊した日本国が、
上昇機運になる事を期待したい。

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