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首都圏郊外の不動産屋はデフレ

首都圏郊外の不動産屋と建築屋は景気が悪い。去年より悪い。
聞いた話では、ある不動産会社は支店を統廃合して社員を大分減らしたらしい。
そしてある支店には元支店長がいっぱいいるらしく、到底業績を上げられない部署に回された者も多数で、
早い話窓際で辞めてくれと言う事なのだそうだ。

去年も悪いと思ったが、今年は年明けからもっと悪い。
在庫ばかりが積み上がって、ある大手建売屋は軒並み商品価格を200万円下げた。
すでに値下げしていたのに。これで指値が入ったら儲けはいくらも無い。

それにつられて地価も値下がる。不動産業界は完全デフレだ。

建築業界も芳しくない。受注が無くて食えない営業マンが山ほど居る。
こちらの業界も人員を削減している様で、かなり厳しいとの事。

不動産、建設業界が足を引っ張って、13ヶ月連続で消費は縮小している。
ただし東大指数をみると、消費と物価は対前年同期比では上昇している。
実質賃金も少し上がってきた。

耐久消費財みたいな大きな買い物は、その反応が一番最後に出てくる。
だから動きが出てくるのは、早くても来年あたりからなのだろう。

ウチは事業向けの物件も扱っているから何とかなっているが、
エンドユーザーがメインの所はかなり厳しいみたいで泣きが入っていた。
この一年をどう凌ぐかが、首都圏郊外の不動産屋と建築屋の課題だ。



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