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その手があったか!

武漢肺炎の影響で、
都心を始め都会では外出自粛で、
サービス業が大打撃を受けている。

武漢肺炎は集「集まる」近「近い」閉「密閉」の条件が揃うと
感染しやすくなると言われ、
タクシーなんてのは、
近と閉で感染する確率が高い。

更にタクシーの利用者が減って、
タクシー会社も経営の危機に陥りつつある。

そんな状況の中、
都内のあるタクシー会社が、
乗務員600人を解雇するのだそうだ。

会社にしてみたら、
売上が落ちているのに経費ばかりが掛かり、
会社の経営を著しく圧迫している事から、
乗務員を解雇すると言う事なんだが、
これ実に頭良い。

政府が補助する給付金では、
乗務員の雇用を守る事ができない。
そこで乗務員を解雇するんだが、
解雇された乗務員は失業手当をもらう事になる。

会社は武漢肺炎騒動が収まったら、
乗務員の求人を行う。
そうすりゃ、
会社は人件費に自腹を切らなくても、
武漢肺炎を乗り切れる。

解雇された乗務員がその後、
どこのタクシー会社に再就職しようと
それは自由だ。
会社もどの様な経歴を持っている者を採用しようと自由だ。

武漢肺炎の雇用者に対しての給付金は、
給料の9割を給付するが、
人件費だけでなく、
人が乗らないクルマの燃料代、
クルマの整備費用など、
人件費以外にも経費が負担になる。

そこで乗務員を解雇する事で、
タクシー事業の活動を停止する事によって、
数か月に及ぶ武漢肺炎騒動を乗り切ろうと言う訳だな。

これって、
経営者の勝手じゃねぇか!
と言う見方もある。
確かにそうだ。
俺も経営者だから、
どちらかと言うと経営者の視点で物を見る。

だけど、
会社が吹っ飛んでしまったら、
再雇用も無いし、
会社に関係していた者は完全に失業してしまうし、
取引先にも影響が及ぶ。
そっちの方が経済に及ぼす影響は大きい。

褒められた手では無いが、
緊急避難と言う観点から見たら、
社会の仕組みを巧みに利用した上手い方法だと
俺には経営者目線から思える。

ただし、
報道されてしまったから、
つっこみを入れられて、
失業保険の不正受給だと叩かれる可能性がある。

もちろん社労士や弁護士と打ち合わせをした上での措置なんだろうが、
行政が世論に負けると言う事もあるから、
こういう事は、
内緒でこそっとやるのが正しい方法だ。
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