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台湾 おから建築

昨日起きた台湾の地震で、16階建てのマンションが倒壊して、多数の犠牲者が出ている。
さぞや周りの建物の倒壊や損壊しているのかと思ったら、
周りの建物はほとんど倒壊しておらず、このマンションだけが倒壊した。
一体どういう事なのか?

ニュース映像をみると、鉄筋コンクリートで建築された柱の中に、
一斗缶が並べて埋められていて、明らかな手抜き工事が認められる。
コンクリートや鉄筋の代わりに一斗缶並べて埋めてりゃスカスカで、そりゃ倒壊するわな。

現在懸命な救助活動が行われているが、
マンションには、地震の時にどれだけの人が居住していたか判明しておらず、
まだ建物の中に、どれだけの人が取り残されて居るのかも分からない。

中がスカスカな建築の事をおから建築と言うそうなんだが、中国でよくやる手法だ。
コンクリートの中に、空き缶や木っ端などを埋め込んで、コンクリートの量を減らして、
建築コストを浮かすと言う事なんだが、
件のマンションもそんな工法で作られたのだろう。
気の毒なのは、それを知らないで住んでいて巻き込まれた人たちだ。

地震国でもある台湾も、日本を見習って今後検査基準が厳しくなるのだろう。
そして、日本の耐震工法が注目されるだろう。

まだ多くの人が取り残されていると報道されている。
一刻も早い救助をのぞむ。
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