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バカな行政

役人ってのは、
絶対自分の失敗を認めない。
なぜなら出世に響くからww。
だから失敗を隠したり、
責任転嫁したりする。
みっともないったりゃ、ありゃしない。

静岡県掛川市が、
本来売却してはいけない市有地を不動産屋に売却してしまって、
県から売っちゃいけない土地だと指摘されて、
売った不動産屋に謝罪もせずに「返せ!」と言っているらしい。

行政が持っている財産には「行政財産」と「普通財産」がある。
「行政財産」とは、役所の土地建物や学校、公園、図書館など、
行政が必要な財産の事だ。
これらは売っちゃいけない「行政財産」だ。

一方、売っても構わない財産がある。
「普通財産」という奴だ。
行政が持っているいらない土地とか、
税金の滞納などで差し押さえた物とか、
そういうものだ。

騒動になっているのは「行政財産」の方で、
緑地として残しておかなけりゃならない土地を、
掛川市は「普通財産」として不動産屋に売却してしまったのだ。

不動産屋はその土地を造成して、
更に他の土地も買い足して、
宅地造成を始めた。

市の方は、
売却から約半年後に県から指摘をうけたが、
その事を不動産屋に知らせたのは更に1年後。
不動産屋の方は、
せっせと造成工事に勤しんでいた。

ところが市が突然
「土地を返せ」
と言って来たのだ。

不動産屋の方は、
造成の為の許可を市から取って造成していたのに、
今更「土地を返せ」と言われても、
それ相応の賠償してもらわなければ返せない。

しかも売っちゃいけない土地だと分かってから、
1年後に「返せ」と市は言っている。
その間に不動産屋は、
どんどん造成を進めてしまった。
もしも直ぐに「返せ」と言われれば、
造成をそれ程進めていなかったと思われる。

市と不動産屋の間で、
何度か話し合いがもたれた様で、
不動産屋は、
市長の謝罪、
売買代金の返却と造成費の賠償を条件として示した。

所が市の方は、
「売買代金は返すから土地を返せ。
造成費の方は知らん。
そもそも行政財産だから、
契約そのものが無効だ。
それに応じなければ調停に持ち込む。」
と言っているらしい。

市のこの言い草に不動産屋は怒ってへそを曲げた。
当たり前だ。
市の方が一方的に悪いのに、
謝罪も賠償も無く、
代金を返すから土地返せなどと、
まるでどこかの半島の国の様な主張だ。

俺が思うに、
役人は自分達の失敗を認めず、
買主の不動産屋に責任転嫁している。
汚い役人根性だ。

件の不動産屋にはぜひ頑張って欲しい。
調停で和解するのか、
それとも裁判になって判決を取るのか、
俺は同業者のよしみもあって、
不動産屋を応援する。
バカな役所をへこましてやれ。
そして、
担当と、その上司の首、
市長の首も飛ばしてやれ。
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